風城峠の回顧録

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ゲーム回顧録⑬ スーパーマリオブラザーズ3

スーパーマリオブラザーズ3

・発売日 1988年10月23日

3DSバーチャルコンソール版 2013年1月1日)

・発売元 任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期 2013年4月~

・難易度評価 4

(1、簡単 2、普通 3、やや難しい 4、難しい 5、非常に難しい)

 

 ファミコンで出されたスーパーマリオシリーズ第3弾。最初に言っておく。これは神ゲーである。前作からグラフィックもシステムもボリュームも大幅に進化した。特にステージの数。これはDSや3DSのマリオと負けず劣らず、もしかすると今作の方が多いのでは?と思うくらい。ファミコンの時代にこれだけ豊富なステージを詰め込むことが出来たのかと思うと感動モノである。当時の人々も驚いたに違いない。このゲームが発売されたのは僕が生まれる10年以上前なのでそれは想像でしかないけれど。このゲームをリアルタイムでプレイした30代後半以上の方々、きっとそうですよね?

 

 そして本作から、現在ではお馴染みである「ワールドマップ」が追加された。これにより、各ワールドが差別化された。平原、砂漠、海、雲の上etc...。ワールド4では土管や敵などが巨大化しているというとても面白いステージが含まれている。ただし、このゲームではまだ1度クリアしたステージをもう一回やり直すことが出来ないので要注意。

 

 さらに、マリオの変身も増えた。ファイアーマリオの他に、しっぽで攻撃したり、一定以上の助走を付ければ空を飛べたりできる「しっぽマリオ」、水中をスイスイ泳げる「カエルマリオ」、地蔵になることで敵の攻撃を防ぐ「タヌキマリオ」、ハンマーを投げる「ハンマーマリオ」など。ただし、僕は勿体ぶったり操作に慣れなかったりしたせいで、結局ファイアーマリオしっぽマリオしか使ってなかったかな。

 

 隠し要素も充実。ワールドをワープできる「笛」がコース中に隠されていたり、ある条件を満たすとワールドマップ中にコインが大量に獲得できる「宝船」が出現したり、また神経衰弱が出来るようになったりする。他にも隠し要素はいろいろ(詳しくはリンク参照)。

 

 ただし、ファミコンのゲームだけあって、難易度は今の2Dマリオと比べるとかなり高い。ワールド1は大したことないが、ワールド2は1面から近づくとマリオに向かって飛び跳ねてくるブロックに擬態した敵がおり、慎重なプレイが求められる。ワールド2後半の空の上からマリオに向かって下りてくる太陽は「ゲームセンターCX」で有野が苦戦していた記憶が(無理に倒そうとせず、下りてきた瞬間をジャンプで飛び越える方が楽)。後半のワールドになると敵の攻撃がかなり激しくなり、加えて落下死のオンパレード。最後のワールド8のステージなんかラストステージよりも難しい面がいくつもある。特に普通の倍以上のスピードで強制横スクロールする「高速飛行船」は鬼門。スピードについて行きながらバーナーをかいくぐるだけでも大変なのに、絶妙なタイミングで飛び出しスパナを投げてくるチョロブー。置いてあるアイテムの数も少ないので、徹底的に殺しにきている。最後までクリアする難易度はロックマンシリーズより高いんじゃないかと思うくらい。ただし、何度も挑戦したくなる絶妙な難易度のステージが多い。3DSバーチャルコンソールならいつでもセーブ&ロード出来るので、かなり難易度を緩和できる(この機能のおかげでゲームが下手な僕でもエンディングを見ることが出来ました笑)。

 

 3DSのNewマリ2と比べるとこちらの方が格段に面白い。中学の時は暇さえあればこのゲームをやっていた。バーチャルコンソールやSwitch Onlineでファミコンのゲームをしてみたいと思ったとき、まずこのゲームをやってみることを強く勧める。時代の枠を超えた面白さが君を待っている。

 

〈リンク〉

任天堂公式サイト

https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000012900

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3412.html