風城峠の回顧録

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ゲーム回顧録㉔ レゴシティ アンダーカバー チェイス ビギンズ

レゴシティ アンダーカバー チェイス ビギンズ

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・発売日:2015年3月5日

・発売元:任天堂

CERO:B(12歳以上対象)

・自分のプレイ時期:2015年3月~

・難易度評価:1

(1、簡単 2、普通 3、やや難しい 4、難しい 5、非常に難しい)

 

 小6から中1の始め頃にかけて、僕はレゴブロックにはまっており、色々と商品を集めたりしていた。そんな折、レゴを題材にしたゲームが発売され、特にWii Uで発売された「レゴシティ アンダーカバー」(2013年)は僕の興味を引いたものである。オープンワールドっぽく自由に行動ができるゲームであり、やってみたいなと思いを募らせたが、あいにくWii Uは持っておらず、買う予定もなかったため、3DSでも出ないだろうかとずっと思っていた。

 

 そして待ちに待った2015年3月、このゲームが発売された。発売してから間もない時期に早速購入。期待に胸をときめかせたが、実際にやってみると、「期待していたほどではなかった」という気持ちの方が大きくなってしまった。やはり3DSなので性能に限界があり、「しっかりとしたオープンワールドのゲーム」という感じではなかった。

 

 一応一定の範囲内では360°自由に動き回れる。しかしフィールドを変えるとなると、やや長いロードが挟み込まれる。3DSでは「擬似オープンワールド」の世界を創り出すのが限界なのかもしれない。

 

 それでも3DSのゲームの中では自由度の高いゲームである。街に走っている車には乗り放題だし、道路ではないところも走れる。僕はこのグラセフっぽさに憧れていた。この車もレゴブロックで作られている。何度も衝突するなどの無茶な運転を繰り返すとそのうちバラバラになる。


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 また、街灯などのちょっとした建造物もレゴブロックで出来ており、叩いて壊し放題である。壊すとブロックが手に入る。


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ブロックを集めていくと、一定の場所で新しい建物などを組み立てることが出来る。この組み立て時の短いムービーが非常に細かくて感動を覚える。さすが任天堂(この感動は静止画像じゃ伝わらないな・・・。各自動画を観て欲しい)

 

 ストーリーは警察官の「チェイス・マケイン」が悪者を追うというシンプルなもの。ストーリーを進めるうちに、警官の制服だけでなく消防士、宇宙飛行士、はたまた泥棒など、様々な服装が手に入る。服装ごとに固有の能力があるため、適宜切り替えながら謎解きをしてゲームを進めていく。謎解きといっても、ゼルダのように頭を悩ませるようなものはほとんど無い。ほぼ指定された場所に行ったり来たりを繰り返すだけのゲームである。敵も弱いし。

 

 まあ、どちらかというとストーリーよりもやり込みに重点を置いたゲームと言っても良いかもしれない。やり込み要素は非常に多くある。だから僕も、ストーリーが終わったらジャンジャンやり込むぞ!と思っていた。しかし、それはあまりしなかった。それには、このゲームには個人的なある問題があったからである。

 

 このゲーム、3D酔いを引き起こしやすい。

 

 30分程度プレイするとどうも気分が悪くなってきてプレイを楽しめなくなる。それが自分にとって残念、というか自分の体質が残念だった。これが無かったらもっと楽しめたかもしれないのに・・・。これも擬似オープンワールドの弊害なのかもしれないな。(ちなみに「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」では3D酔いはほとんど起こしていない)

 

 手応えのなさ、長いロード時間、そして3D酔いとマイナスポイントはあるものの、このゲームの世界観は非常に好き。レゴブロックが好きな人、そして3D酔いしにくい人にはお勧めの作品である。

 

〈リンク〉

任天堂公式サイト

 https://www.nintendo.co.jp/3ds/aa8j/

・画像引用元(任天堂公式紹介映像)

https://www.youtube.com/watch?v=-ZA8FkpquiU

 

〈次回予告〉

誰もが知る超人気作。でも自分には向いてなかったかも・・・。「モ」から始まるゲームです。