ゲームレビュー㊶ 真・女神転生Ⅳ
・発売日:2013年5月23日
・発売元:アトラス
・CERO:C(15歳以上対象)
・自分のプレイ時期:2019年6月下旬~8月中旬、2020年2月中旬
・難易度評価:3
(1、簡単 2、普通 3、やや難しい 4、難しい 5、非常に難しい)
前回にも述べた通り、2019年のゴールデンウィークにゲオに立ち寄ったら結構なセールをやっていた。その時「BIOHAZARD REVELATIONS」と一緒に買ったのがこのゲーム。
僕はずっとRPGを食わず嫌いしていたので、メガテンシリーズというのもそれまでよく知らなかった。ある時ネットで3DSのおすすめソフトを紹介するみたいなサイトを覗いていたら、このメガテンシリーズがよく挙げられていたので気になった。壮大な世界観でなんか凄そうなので購入。RPGももう少しやってみたかったし。ここでポケモンやドラクエを選ばずメガテンを選ぶところが僕のひねくれたところなんだよな。
前置きはこれくらいにしてプレイ開始。最初は言っていることがよく分からないが壮大な感じのオープニングムービーが流れる。最初に「ナラク」なる場所でチュートリアル的なミッションが始まる。それが終わるとどんどんストーリーが動き出す。
このゲームは基本的にダンジョン内ではどこでもセーブが出来る。つまり強敵と戦う直前にセーブしておけば、その場所から何度もやり直せるのだ。それまでやっていた初代FFではダンジョン内でのセーブが出来なかった。そのため、さすが現代のゲーム、親切なシステムだ!と思ったのだが、そうしなければならないそれ相応の理由がある。このゲーム、敵がやたらめったら強い。レベル上げをしなければ、敵の攻撃力がこちら側よりかなり高めに設定されている。そのため、自分の状態が不十分だった場合はとにかく死にまくる。各ダンジョンのボスではほぼ必ず苦戦することになる。こんなゲームで、セーブする場所が限られていたとしたら…。考えるだけでも恐ろしい。こうして序盤からメガテンの洗礼を受けることになる。
ちなみに、このゲームではダンジョン内にいる魔物を「仲魔」にして自分のパーティーを増やしていくのだが、仲魔にするには交渉が必要である。交渉も毎回スムーズにいくわけではなく、金だけ取られて逃げられたり攻撃されたりすることもしばしば。ここがボールを投げるだけでいいポケモンと大きく違う点。仲魔となった魔物は、他の魔物と組み合わせる、いわゆる「悪魔合体」をすることで、使える技も増え、より強くなっていく。
また、このゲームは戦闘中、基本的に敵の弱点を突くと自分の攻撃回数が1回増える。各ターンで一定数増やすことが可能なため、いかに連続して敵の弱点を突くかが重要なポイントとなっている。これによりドラクエなどにはない爽快感が味わえる。ただし、敵にブロックされる攻撃をしてしまうと、一気にこちらの攻撃回数を減らしてしまうので、敵の属性の見極めは大事。
なかなかの衝撃展開も交えながらプレイすること約13時間、ようやく主人公たちが暮らしていた東のミカド国から、物語のメインとなる舞台、東京に到着。東京は色々あったためにメチャクチャになっている(説明が雑だがネタバレを避けたいので許してほしい)。ここからは東京を右往左往することで物語を進めていく。出てくる場所は大半が現実の世界にある場所がモデルになっているので、東京の地理に明るかったらより楽しめるであろう。僕は新潟県出身の田舎者なのでよく分からない場所もあったけれど。東京の地理が頭に入っていなかったら全体マップで迷うこともあるかもしれない。
東京を探索するには、駅などの主要な施設にあるターミナルを開放することも大切である。それを行えばターミナルからターミナルへとワープすることが出来るようになるので、移動が格段に楽になる。ちなみに、多くのターミナルには「ターミナルの番人」なる者がいて、バトルを挑んでくる。ここで勝利をしないとターミナルは開放されない。ちなみに、このターミナルの番人のCVが高木渉なのだが、結構いい味を出している。
このゲームは何度も選択肢が出てくるのだが、選択肢の選び方によって終盤の展開や見られるエンディングが変わる。この選択肢にはなかなか鬼畜なものも混ざっている。それにより、プレイ時間が50時間を超えて終盤に差し掛かった頃、ある問題が発生!
大きな物事が終わってほっとひと息ついたある時、ホワイトメンが世界を無にすべきみたいなことを口々に言った後「世界を無にするか」みたいな質問がなされた。僕はまんまとそれに引っ掛かってしまい、「無にする」の方を選んでしまった。すると、しばらくしてからEDが流れた。まさかこれは…。
そう、僕が選んだのはバッドエンディングになる選択肢だったのだ!そして僕は最初に戻されてしまった…。嘘だろ!?襲い来る虚無感・・・・。またあそこまでやり直さないといけない…。
ただ、レベル等は引き継げたので、2周目は中盤過ぎまでほぼ無双状態であり、約14時間でもとの場所に戻ってこれた。
大学の期末試験のために7月終わり頃は中断期間となっていたが、だいたいのテストが終わった8月1日、プレイを再開した。目指すは19歳のうちにニュートラルルートのエンディングに到達すること。(この年の8月13日が僕の20歳の誕生日である)
このゲームはエンディングが4つある。先程のバッドエンディングの他に、カオスルート、ロウルート、そしてニュートラルルートのエンディングがあるのだが、一応ニュートラルルートのエンディングが真のエンディングみたいな立場になっている。
選択肢の選択に偏りが生じるとカオスルートかロウルートに進んでしまうので、うまくバランスを取りながら選択していかなければならない。しかし、それもなかなか難しいので、ここでは攻略サイトに助けを借りて、ニュートラルルートを目指した。
でもこのニュートラルルートが結構厄介。ゲーム中には、ストーリーを進めるためのメインクエストの他に、やってもやらなくてもどちらでも良いチャレンジクエストというものがあるのだが、ニュートラルルートを進めるにはこれを何個もクリアしないといけない。これがなかなか面倒だった。何時間もここで足止めして、気付くと僕は20歳になっていた。結局19歳のうちの攻略は無理だった。
そうしてラストダンジョン。ここはかなり複雑な構造になっており、再び攻略サイトの助けを借りた。(ちなみにこのゲームでは、1周目のうちはほとんど攻略サイトは見ていないです。2周目に入ると見まくってますが)
ラスボスもバンバン全体攻撃を繰り返してくる強敵であり、弱点属性もないため大苦戦。僕が下手だからかもしれないが、ほぼ倒すのは運ゲーみたいな感じになっていた。こうしてゲームオーバーを繰り返しながら戦うこと1時間以上、ようやく勝利!!真のエンディングを見ることが出来た。クリアまでにかかった時間は、1周目も含めると74時間、日付けは8月19日になっていた。6月25日から始まった長い戦いもようやく終わりを迎えたのである。
さて、ここで4つあるエンディングのうち2つを見たことになるが、残りの2つは…。またいつかやろう、ということで僕は次のゲームに取りかかった。
そして月日が流れること約半年。年が明けて2020年2月。第47回(!)で紹介する予定のゲームにが一段落ついたので、気分転換にと3周目を始めた。ここで目指すのはカオスルートのエンディング。終盤で戦う敵が違ってくるので、どうなるか楽しみであった。
2周目でのレベル等を引き継いで始めたので、終盤までずっと無双状態。主人公は途中で上限レベルの99まで達した。終盤、カオスルートに入るとなかなかの鬱展開が待っていた…。いやーこうはなって欲しくなかったな…。何はともあれ、3周目も無事クリアした。クリア時間は14時間ほど。
ここからは余談。メインキャラの一人であるヨナタンのCVが神谷浩史なのだが、この3周目のプレイをしていた頃、僕はアニメ「夏目友人帳」と「斉木楠雄のΨ難」を観ており、この2作品の両方の主人公の声も神谷浩史であるため、一時期やたらと神谷浩史の声を聞くという訳の分からないことが発生した。そういや今年の正月頃から実家に帰った時に観ている「夏目友人帳」はあと5期と6期が残っている。次の帰省の時は時間がなくて観きれないので、夏休みに観ることになるかなぁ。似たような系統の話だと僕はどちらかと言えば「XXXHOLiC」の方が好きなんですけどね。
「真・女神転生Ⅳ」のプレイ記は以上である。あれ?4周目(ロウルート)が残ってるじゃん。しないの?今のところはまだやってないね。いつかやるかもね。
そしてこのゲームには「真・女神転生Ⅳ FINAL」という続編がある。現在こちらをやろうかどうか迷っている。いつかやるという方に心は傾いているのだけれど、結構先の話になるかもしれない。メガテンの世界観は嫌いじゃないので、もっと触れてみたいという気持ちはある。ただRPGは時間がかかるし、そしてSwitchを買ってしまったし…。まぁ、前向きに検討したいと思います。
今回は自分でも驚くほど真面目に解説をした(つもりである)。そりゃあ、88時間もプレイしているんだから(大学入学後にやったゲームのプレイ時間ではかなり長い方)、その分思い入れはあるよ。ただし、次回から紹介するゲームは、ストーリーが全部終わるのにもっとかかっている。さーて、次回の記事も書くのが大変だぞ…。頑張らなくては。ブログ開設をしてからちょうど50回目という節目にあたるのだし。
それではまた。
〈リンク〉
・任天堂のサイトより
https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000013118
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5091.html
・2枚目の画像引用元
https://www.youtube.com/watch?v=DfkwasBfV-E
〈次回予告〉
「はぅ~、お持ち帰り~!!」