風城峠の回顧録

ゲームや本、地学のことなど

ゲームレビュー㉞-1 ロックマン

 しばらくゲームレビューは書かない、と言っていたけれど、予定が変わった。いや、新作はしばらく書かないんだけど、最近は大学の課題などで非常に忙しく、ゲーム以外のネタも書いている余裕がない。だけどブログを更新しないままでいるのもあれなので、過去に書いた「ロックマン クラシックスコレクション」から、そこに収録されているゲームを1つずつカットしてお送りする。つまり、内容は過去に書いたものとほぼ同じである。この回は結構気合いを入れて書いたので、埋もれさせておくのはもったいない。これを読んでロックマンの世界の片鱗に触れて頂けると幸いである。

 

元の記事はこちら

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 

 

ロックマン

・発売日:1987年12月17日

・発売元:カプコン

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2018年8月下旬~9月上旬、ほか

・難易度評価:3.5

(1、簡単 2、普通 3、やや難しい 4、難しい 5、非常に難しい)

 

 記念すべき第1作目である。ちなみに、この発売日の翌日の1987年12月18日には、あの「ファイナルファンタジー」の第1作が発売されている。現在まで続く人気シリーズの第1作が2日連続で発売されているというのが地味に凄い。(人気度では多少差をつけられてしまった感があるが・・・)

 

 第1作ということで、後発作品と比べると用意されているものが少ない。まず、体力を回復してくれる「E缶」がない。スライディングや溜め撃ちも勿論ない。しかし、各ステージのボスを倒すとそのボスの武器がもらえ、それをうまく使い分けながら進めていくというシリーズの根幹には変わりは無い。

 

 最初は6つのステージが選べ、この6つはどのような順番で攻略しても良い。基本的に1本道のゲームが多い当時としては斬新なシステムである。ロックマン2以降は、最初に選べるステージは8つになった。

 

 レトロゲーだけあって、基本的に難易度は高い。しかし、理不尽な難易度のゲームが多い当時としては、ロックマンは良心的な難易度だと思う。慣れないうちは死にまくるが、慣れるとある程度楽に進んでいくことができる絶妙な難易度だ。同会社制作の「魔界村」と比べると遙かに楽である。1面もクリア出来ずに諦めるなんてことは起きないはずだ。操作や挙動も「魔界村」や「悪魔城ドラキュラ」のように癖が無くやりやすい。

 

 とは言え、やはりプレイヤーを地獄に突き落とすようなステージがいくつも用意されている。最初の6つのステージに含まれる難関は「ガッツマンステージ」と「アイスマンステージ」だろう。「ガッツマンステージ」には序盤でいきなり難関ポイントが現れる。空中にワイヤーが張ってあってリフトがその上を動いているのだが、このワイヤーにはいくつも穴があいており、リフトがその上を通過すると板の向きが垂直になってロックマンを落としてくる。つまり、穴の上を通るときはタイミング良くジャンプする必要がある。慣れるまでは落下死続出の地帯だ。

 

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ガッツマンステージの難関

 アイスマンステージも嫌らしい。ロックマンシリーズお馴染みの点滅ブロック地帯が現れ、その後に定期的に弾を発射してくるリフトが動いている。このリフトの動きはかなり気まぐれであり、上に行きすぎてなかなか下りてこず飛び移れないという事態が発生することがある。また、飛び移るときに弾が発射されて当たるとそのまま落下死である。地味にこの地帯が長いのが辛い。

 また、ステージのボス「アイスマン」は、弱点武器を持っていれば瞬殺できるが、それを持っていないと非常に強く、逆に瞬殺される。弱点武器が手に入るまで後回しにする方が良いだろう。

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アイスマンステージの気まぐれリフト

 

 6体のボスを倒すとワイリーステージに移行するわけだが、このワイリーステージに凶悪なボスが待ち構えている。まずお目見えするのは、かの有名な「イエローデビル」である。目から弾を発射した後、体が分裂してブロック状になり、次々にロックマンに襲いかかりながら反対側に移動→弾発射→分裂→反対側に移動・・・という攻撃が繰り返される。ブロックの飛び方には決まったパターンがあるので、それを覚えながらかいくぐる必要がある。しかし、このブロック、かなりの速度でバンバン飛んでくるので、一瞬の油断が命取りになる。コイツの鬼畜さは後世まで語り継がれることになる。僕はこれを倒すのに1時間半かかった。「ゲームセンターCX」では、有野がこの撃破に3時間半かかっている(流石にかかりすぎだと思うが・・・)。慣れてしまえば意外と楽に倒せる相手だったりする。

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黄色い悪魔、イエローデビル

 

 イエローデビルを倒した後のワイリーステージ2のボスは「コピーロックマン」である。こちらの方がイエローデビルより倒しにくい気がする。1周目は運良くパターンにはまって苦労せず倒せたが、2周目はなかなか倒せずここで足止めを食らっている。

 

 ラスボスはこの2体ほど強くはない。なお、終盤には過去のボスとの連戦があるのでそちらも忘れずに。

 

 

 ちなみにクリアまでの時間は約8時間。

 

ロックマンシリーズを基準にした、このゲームの難易度の目安

8ボスステージ・・・やや難

ワイリーステージ・・・難

ワイリーロボット・・・標準

 

〈リンク〉

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3490.html

・画像引用元

https://www.youtube.com/watch?v=sVT_GSI_gRU