ゲームレビュー52 ロックマン11 運命の歯車!!
ロックマン11 運命の歯車!!
発売日:2018年10月4日
発売元:カプコン
CERO:A(全年齢対象)
自分のプレイ時期:2020年5月上旬~下旬
難易度評価:ADVANCED、3 ORIGINAL SPEC 3.5
(1、簡単 2、普通 3、やや難しい 4、難しい 5、非常に難しい)
まさかロックマンの新作が出るとは。いや、出ないと思っていたわけではないけれど、まさか出るとは。発売日はいつだっけ。2018年10月4日?ちょうど僕が「ロックマン クラシックコレクション」に挑んでいてファミコンロックマンに苦戦していた頃ではないか。いやマジでロックマンを進めるのはしんどい。アクションゲーム下手くそなのにそういうのやってるからしんどい。さらにこの頃はそこまでロックマンに慣れていた訳ではないから尚更。だけど欲しいと思った。「ロックマン」というネームブランドに魅かれて。Switchを買ったら真っ先に買おうと思ったソフトの1つになった。
さて、まずは僕とロックマンシリーズの戦いの歴史である。まずは2014年「ロックマンゼロ コレクション」に挑戦。翌年の2015年には「ロックマン5 ブルースの罠!?」に挑戦。さらに2018年8月~2019年2月にかけて「ロックマン クラシックコレクション」でロックマン1~4、6に挑戦。その難易度ゆえに苦しんだが、最終的には「ロックマン6?これ簡単では?」と思えるほどの腕前になった。
ロックマンシリーズに挑戦するのはそれ以来のこと。せっかく上げた腕も(というか上がったと言えるのか?)落ちているはず…。というわけで4段階ある難易度のうち、まずは2番目に低い「ADVANCED」で挑むことにした。
しかしその「ADVANCED」も決して簡単な訳ではなく…という話は後回しにして、最初にゲームシステムの簡単な説明をしよう。
大まかなシステムは過去作とほとんど変わっていない。ゲームの流れは8ボスを倒した後にワイリーステージに挑むというものだし、8ボスを倒せばそのボスにまつわる特殊武器を手に入れることが出来る、その武器は特定のボスの弱点にもなる、というのも同じ。また、7以降と同じく、道中にあるネジを集めるとショップでアイテムが買える(この時まだ7~10は未プレイだったので、7以降がそういうシステムであることは後で知った)。そのため、体力を回復するE缶などを買いまくってゴリ押しも可能だが、それを乱用すると面白味がなくなるので、そこは自制が必要。僕はE缶はどうしてもボスが突破できずイライラしたときにだけ使っている。
さらに今作から(というか今作限定になるのか?)導入されたのが「ダブルギアシステム」である。発動させると自分も含めた周囲の動きを遅くさせる「スピードギア」と、攻撃力を上げる「パワーギア」があり、どれもゲージがたまれば一定時間使用できる。パワーギアは使わなくても何とかなるが、スピードギアは使わないと結構厳しい場面がある。
細かいことは他にも色々あるが、それは別のサイトに譲るとして、ここからは自分のプレイ日記。先程も書いたように、まずはADVANCEDモードでプレイ。
取りあえずまずは左上からということで、まずはブロックマンステージを選択。しかし、後ろから迫ってくる回転ノコギリ(?)に巻き込まれると即死するという難所があり苦戦…。その後も、上から落ちてくるコンクリートの塊?を避けながら不安定な足場を進む箇所があり、最初からなかなか容赦ないステージを選んでしまった。
ブロックマンもなんと第三形態まである。このゲームでは、ボスもスピードギア、またはパワーギアを使って一時的にパワーアップしてくる。だからバスターのみで戦うのはなかなかしんどい。弱点武器を使えばどれも余裕になるのだが。1時間弱かけてようやくクリア。
次に選んだアシッドマンステージは即死トゲ地帯の連続!水中でジャンプ力も上がっているため、精密な操作が求められる。こちらも45分かけてクリア。
次に選んだのはトーチマンステージ。これがこのゲームの8ボスステージの最難関だと思う。かなりの速さで後ろから迫ってくる即死巨大マグマ地帯が全部で3箇所もある。それに加えて進みにくい地形と硬い敵!ちょっとつまずいたりしたら一気にマグマに飲み込まれてしまう。スピードギアを使ってもギリギリ。これ僕はスピードギアを使わずにクリアするのは無理だわ…。マジでこのステージは許さんって感じだった。
しかも道中を苦労して乗り越えてもその先のトーチマンが激強…。この時点でトーチマンの弱点武器は持っていなかったので、大人しくコイツは後回しにした。
代わりに選んだのはラバーマンステージ。ステージの多くがボヨンボヨン跳ねる風船で覆われており、ロックマン7をやった人ならスプリングマンステージを思い出すようなステージである(僕はロックマン7の方を後にやったので逆の印象を受けたが)。風船のせいで思うように進めないこともありやや時間がかかるが、それまでのステージのように悪質な即死トラップは少ないので、そんなに苦労はしなかった。
ラバーマンはCVが田村ゆかりさんなので声がやたらめったらかわいい。これもある意味集中力を削いでくる武器になっているような気が。まぁそんなに激しい攻撃はしてこないので、弱点武器なしでも比較的楽に倒せた。
ここから先はボスから得た特殊武器が揃ってくるので攻略のペースが速くなる。フューズマンステージ、ブラストマンステージ、ツンドラマンステージ、パイルマンステージ、そして後回しにしていたトーチマンステージと、1ステージ30分以内で次々にクリア。
嫌らしい即死地帯も、この中ではツンドラマンステージの、風に吹かれながら連続ジャンプするところくらいしかない。正直、このゲームで難しい方のステージを最初の方に連続して選んでしまったようである。何というくじ運の悪さ…。取りあえず8ボスステージはこれにて終了した。
しかし、その次に待ち構えていたワイリーステージ1がなかなかの地獄だった…。とにかくロックマンを穴に落とそうという意思が感じられる嫌らしい敵の配置。弱点武器を駆使しないとなかなか大変。さらにシリーズ恒例の点滅ブロック地帯・・・。そしてボスはかの黄色い悪魔、イエローデビルである・・・。分裂攻撃のスピードはさすがに初代よりは遅いけれど、攻撃パターンは増えており、相変わらず厄介な相手だ。このステージのクリアには1時間半かかった。
次のワイリーステージ2はクリアに50分かかった。ワイリーステージ3はボスラッシュだが、弱点武器さえ持っていれば案外余裕。
そしてついにDr.ワイリーとの戦いである・・・。しかし、今作のDr.ワイリーはシリーズの中でもそこまで難易度が高い方ではない。E缶が1個あれば比較的楽に倒せるであろう。
というわけでADVANCEDモードでロックマン11を無事クリア!クリアまでにかかった時間は8時間38分。
引き続き、今度はORIGINAL SPECモードでもう一周することにした。中間ポイントの数が減ったり、被ダメ量が増えたりとやりにくくなっているが、もう1周クリアしているので、特別引っかかることもなかった。ただしトーチマンステージは許すまじ。この2周目にかかった時間は7時間29分。EXPERTは……別にいいか(笑)。
さて、このゲームにはミッションモード的なものもついている。いわゆるタイムアタックが多いのだが、このタイムアタックにも時間制限があり、僕のような下手くそで何度もミスをするような人だと普通に時間切れになってしまう。ORIGINAL SPECを基準にしているので、ミスをするとかなり前まで戻されるし。
もっと短時間で終わるミッションもあるが、その中に「ボヨヨンリフティング」というものがある。ラバーマンステージなどに出てきたやたら弾む敵ボヨヨンを床に落とさないようにタイミング良く撃つのであるが、これがどうしても4回までしかできない!やっぱりリフティングと名のつくものはゲームの中でも苦手だなあ・・・(学年最下位を争うレベルの球技音痴です)。
という訳で、最新機種でもロックマンはロックマンであった。今ではAmazonで元値よりかなり安く買えるので、気になる方は購入してみても良いだろう。
ちなみに、この記事を書くために(というかスクリーンショットを撮るために)、ADVANCEDモードで3周目をプレイした。5ヶ月振りのプレイだったが、身体が覚えているのか、その後にやったロックマンXシリーズやロックマン7~10、悪魔城ドラキュラシリーズのおかげでアクションゲームの腕が多少は上がったのか、8ボス撃破まで2時間、ワイリーステージに1時間と、計3時間でクリアできた。特にかつてかなり苦戦したワイリーステージ1の道中を1ミスでクリア出来たのは自分でも惚れ惚れした。これがロックマンの醍醐味である。最初は地獄だが、繰り返しプレイすればするほど上達が感じられて楽しくなっていく、そんなゲームだと思う。
〈リンク〉
・カプコン公式サイト
ロックマン11 運命の歯車!! - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ
次回は再びSwitch Onlineでつまみ食いしたレトロゲームの紹介です。お楽しみに。