風城峠の回顧録

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ゲームレビュー58 ロックマン クラシックスコレクション2(前編)~ロックマン7、8~

 ゲーム偏差値40台のゲーム下手くそな人が高難易度のゲームをやったらどうなるか?がコンセプトのこのブログ。今回も高難易度でお馴染み、ロックマンシリーズのレビューをしていこう。

 

過去に書いたロックマンシリーズの記事はこちらから

 

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ロックマンラシックスコレクション2

・発売日:2018年5月24日(Switch版)

・発売元:カプコン

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年8月上旬~9月下旬

 

 まだ「ロックマンX アニバーサリーコレクション」を始めて間もない頃、これと「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」がセールで半額近くになっているのを見つけてしまい、それなら買うか!と思って同時購入。よって一時期レトロゲーの積みゲーがやたら増えてしまった。現在は全て消化してホッと一息ついているのだが。

 

 さて、前編では「ロックマン7 宿命の対決!」「ロックマン8 メタルヒーローズ」の紹介をする。

 

※注 第48回「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」以降は、使用する画像については自分のSwitch Liteでスクショしたものを使ってましたが(第50回は除く)、今回は筆者多忙につきゲームをやり直す時間がないため、某動画から拝借したものを使っています。ご了承下さい。

 

 

ロックマン7 宿命の対決!

・発売日:1995年3月24日

・発売元:カプコン

・自分のプレイ時期:2020年8月上旬~中旬

・難易度評価 3.5

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 ロックマン1~6はファミコンのゲームだったが、こちらはスーファミのゲーム。そのため色々と演出が豪華になった。例えば、ステージをクリアするとロックマンロールちゃんの会話が出てきたりする(ロールちゃんの返答が意外と辛辣)。

 また、ステージ中に出てくるネジを集めることで、ショップでE缶などのアイテムを買うことが出来るようになった。そのためE缶は集めやすくなったが、今作では4つまでしか持てない。

 

 そして今作では8ボスステージが前半と後半に分かれており、前半では4つのステージまでしか選べない。それらをクリアすると、もう半分のステージが登場する。

 

 あとの基本的なシステムは前作までとほぼ同じなのでここからは個人的なプレイ日記。

 

 まず最初に選んだのはバーストマンステージ。このステージのボスのバーストマンにいきなり苦戦!爆弾泡に巻き込まれるとロックマンが即死トゲ天井へと連れていかれる。天井に辿り着く前にハチャメチャに動いて泡を割れば良いが、それが間に合わないと即死するのでたちが悪い。爆弾泡をうまく回避するのも慣れるまで難しい。というわけで後回し。

 

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バーストマン

 次に選んだのはクラウドマンステージ。クラウドマンは比較的攻撃が避けやすいので、バスターのみでも倒せた。相変わらず、ロックマンは弱点武器が揃わない序盤が凄く大変だ…。

 

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クラウドマン

 その後ジャンクマン、フリーズマンを撃破し、バーストマンステージへ戻ってきた。再び苦戦する…かと思いきや、バスターのみで普通に倒せた。今までの苦労はなんだったのか…。でも、最初は難しくてもコツが分かると比較的楽に進められるのがロックマンの醍醐味。

 

 前半4ステージが終わると間に特別なステージが挟まるが、それほど難しくない。それが終わると後半4ステージが登場する。

 

 後半のステージはやはり嫌らしい仕掛けが増えた。

 ステージが嫌らしかったのはターボマンステージ。最初の難関はタイヤが頭上を右から左に流れていくところであり、前に進もうとしてそれに当たると跳ね返されてしまう。さらにこの区間には落とし穴が仕掛けられている場所があり、タイヤに当たるなどしてここに落ちてしまうとステージを少し戻される羽目になる。落ちないようにするには短いチャンスを見極めてタイヤの下をくぐり抜ける必要がある。

 

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上から流れてくるタイヤに当たらないように注意して進む

 さらに炎が噴射している地帯はダメージを受けやすく、中には即死炎を避けながら下に下りていく場所もある。ロックマン2のクイックマンステージほどシビアではないが、それでも素早い行動を求められる。

  中ボスも硬くて地味にウザい。今作の8ボスステージ最難関だろう。

 

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即死炎噴射地帯

 8ボスの強さでいったらスラッシュマンが一番強い。動きが素早く、かつ避けにくい攻撃をしてくる。さらに弱点武器も当てにくい。そのせいで、このステージだけで1時間近く費やした。

 

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スラッシュマン

 そんなこんなで8ボスステージも終わり、ワイリーステージである。今作のワイリーステージはなかなかの難易度だ。

 

 まずワイリーステージ1。ロックマン1のガッツマンステージを思わせる穴空きリフトが嫌らしい。レールが細くなっているところではリフトが回転してロックマンを落としに来るのだが、さらにリフトの上に立っている状態だと辺りが暗闇になるのだ!つまりジャンプをしないと周りが見えないため、より移動に神経を使うことになる。中ボスのフォルテも強敵。面倒になったのでボスはE缶でゴリ押しした。

 

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画像のようにラッシュに乗れば楽々なんだけど、自分は正攻法で進みました

 ワイリーステージ2はとにかく後半の火炎放射地帯が慣れるまで辛い。中ボスでフォルテが再登場するが、ステージ1よりも攻撃パターンを作りやすく、安定して倒せるようになった。ボスはそこまで強くない。

 ちなみに、ワイリーステージ1、2は、それぞれ突破に1時間かかった。

 

 ワイリーステージ3は1、2と比べると楽なものの、初見殺し満載。インパクトのある見た目のボス、ハンニャNED2には連戦連敗。ただしだんだんとミサイルの乗り方のコツをつかみ、弱点武器&バスターで何とか撃破。

 

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ハンニャNED2

 そして最終面は問題のシリーズ最強ワイリーである。

 まず、ワイリーと戦う前に、シリーズ恒例ボスラッシュを突破することになる。ワイリー戦で死ぬとまたボスラッシュの始めからになるのが面倒くさい。最初は律儀にボスラッシュをやり直していたが、最終面挑戦開始から1時間半以上経過したところでやり直すのに嫌気が差したので、ボス前でセーブをすることにした。クラシックスコレクションだから使える機能だ。

 さてこのワイリー、第一形態は慣れればどうってことないのだが、第二形態が異常に強い。2回屈折する弾を一度に3つ放出してくるのだが、これを避けるのが至難の技。攻略動画を参考にしてもうまくいかない。あっという間に体力を削られて死亡。さらにこちらの攻撃チャンスはかなり少ないという理不尽。開始から2時間以上経って、これは今の自分には正攻法で倒すのは無理だと悟り、裏技&ゴリ押しに賭けることにした。

 まず、裏技とはサンダーストライクによる攻撃キャンセルである。ワイリーが出てきた瞬間にサンダーストライクを撃ち込めば、その時は屈折する弾を撃ってこなくなる。ワイリーが出現する時間は短いので、サンダーストライクを撃ったあとすぐに弱点武器に切り替えるのがコツ。これも少し練習がいるけれど、屈折する弾を律儀に避けるよりはだいぶ楽。自分の腕前ではこの成功率は100%にならないので、時々屈折する弾の放出を許しダメージを受けてしまう。そうなったらあとは4個あるE缶をひたすら使うのみ。最終面突入から3時間後、E缶4個とM缶2個を全て使い果たして無事撃破!いや~大変だった・・・。それにしても、最近ロックマンシリーズの最終面では3時間費やすのがデフォになってる気が・・・。

 

〈リンク〉

カプコン公式サイト

CAPCOM:ロックマン クラシックス コレクション 2 公式サイト

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3602.html

 ・画像引用元

https://www.youtube.com/watch?v=GTfS2ekjnJ4&list=LLp-g_2Ud-Rn1fPvJjD37mHw&index=54

 

 

 

ロックマン8 メタルヒーロー

・発売日:1996年12月17日

・発売元:カプコン

・自分のプレイ時期:2020年8月中旬~下旬

・難易度評価:3

 

     ELECTRICAL COMMUNICATION

     引き裂かれてる IMAGINATION

     誰にも 邪魔させない

     Sparkしてる ROCK ACTION

     打ち砕け MEDITATION

     狂った現実(いま)を焼き捨てたい

  

 ロックマンシリーズで最大の風評被害を受けているOP曲から始まるこのロックマン8(いい曲なのに・・・)。ハードがプレステ(とセガサターン)に移ったことで、このようにボーカル付きのOP、ED曲が収録される、たびたびアニメーションが挿入されるなど、演出が豪華になった。

 

 ロックマン8独自のシステムについてだが、まずネジを集めるというものがある。ネジなら7以降の他の作品にもあるのだが、ロックマン8のネジは少し違う。置かれている場所が最初から全て決められているのだ。他の作品のように敵を倒した時には出てこない。また、一度取ったネジはステージ上に復活しない。このネジは取るのに一筋縄ではいかないようなところに結構置かれていたりする。マリオで例えるならば、他の作品のネジは普通のコインだが、8のネジはスターコインのようなものである。

 このネジはロックマンの強化に使える。ただし数に限りがあるため、無駄遣いをしないように注意。

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ネジ

 そしてこの作品ではE缶が廃止された。一応代わりとなるものはあるのだが、最後クリアするまでコレに気付かなかった僕は、ラスボス戦で地獄を見ることに・・・。

 

 ここからはまた個人的なプレイ体験記を書いていこう。

 ロックマン8の8ボスステージも、ロックマン7と同じく前半4ステージ→中間ステージ→後半4ステージという構成。

 

 いきなり難関スノボーで有名なフロストマンステージを選んでしまう。これはかなりのスピードの強制横スクロールで、ジャンプやスライディングの指示が出るのでその通りに動かせばいいのだが、慣れないと上手くいかずに失敗して即死する。ロックマン8の中で最も悪名高いギミックだ。案の定何回か死んだが、大苦戦したという程でも無く、ボスのフロストマンも激弱だったので、無事クリア。

 次に選んだグレネードマンも2戦目で倒すなど、滑り出しは順調。

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難関!フロストマンステージのスノボー地帯

 こうして次々に前半ステージを突破して後半ステージへ。後半はやはり癖の強いステージが待ち受けている。

 まずアストロマンステージ。これはロックマンらしくない、無限ループを使用した迷路が大部分を占めている。ステージの構造を理解して、うまくワープ地点前のゲートを開けないと先に進めない。

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スイッチを的確に押してゲートを開けながら進む

 またソードマンステージも、弱点武器を使った謎解きが求められる。あと地味に即死地帯が多い。このようにロックマン8は、アクション面はスノボー以外はそれほどシビアではないが、少し頭を使うようなステージがいくつか見られる。

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下から噴き上げる炎は凍らせないと即死

 こうして8ボスステージをクリアし、ついにワイリーステージへ。

 ワイリーステージ1は、恐怖のスノボーパワーアップ版。ジャンプする位置を考えないと落下しまくる。しかもここを抜けてもフックショットみたいなのを使わないと先に進めない場所がある。もちろん引っかけるのをミスると落下して死亡。

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スノボー地帯 進化版

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うまく引っかけながら進む


 ボスの「アテテミーノ」は最初どう攻撃するの?って感じで、色々な特殊武器を試したが倒すことができないまま死ぬ。路頭に迷って攻略サイトを見たら、そうか、ロックボールか。最初から持ってたけどこれまで一度も使わなかったロックボール(笑)。こうやって使うのね・・・。ここでロックボールの使い方を知った人は僕だけじゃ無いはず。ワイリーステージ1は1時間かかった。

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上にいるヤツに攻撃を当てなければ・・・

 次のワイリーステージ2はシューティング面。ボスで2回ほどゲームオーバーになったが何とか突破。そしてワイリーステージ3の動く球体トゲに大苦戦・・・。スノボーよりも苦戦したかも・・・。多分ここはそんなに苦戦する場所じゃないと思うんだけどな・・・。グリーンデビルはコツをつかめば難しくない。

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ステージ3の危険地帯

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デビルシリーズでは最弱?グリーンデビル

 そして運命の最終ステージ。僕がここに費やした時間はなんと約4時間30分!!今までやって来たロックマンシリーズのどのボス戦よりも時間がかかっている。何故か?何故そんなことが起きたのか!?シリーズ最強のラスボスはロックマン7じゃなかったのか?こうなってしまったのには、非常に間抜けな理由があるわけでして・・・。

 

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ラスボス、ワイリーカプセル

 前に述べたように、このゲームにはE缶がない。そのため、ボス戦の途中に体力を回復することはできない・・・、定められたHPのみで倒さないといけない・・・、と当時の僕は思っていた。救済措置など無く、みんなこの状態でクリアした、そう思っていた。しかし救済措置はあったのだ!そして最後まで僕はその救済措置に気付かなかったのだ!

 

 その救済措置とは「ラッシュチャージャー」である。そいつを発動させると、なんと上から回復アイテムをまいてくれる。もちろんそれを拾っていけば体力は回復するし、何なら完全回復ぐらいまでいけることもある。これが今作のE缶の代わりだ。8ボスステージを全部クリアした人なら誰でも持っているアイテムだが、僕はそれを手に入れたことに気付かなかった!そのため、意図せず一切回復をせずにワイリーを倒すという縛りプレイを強いられることになってしまったのだ!だから倒すのに4時間半もかかったわけだ。

 

 クリア後にその情報を知った僕は唖然とした・・・。今までの苦労は何だったのか・・・。試しにラッシュチャージャーを使ってもう一度ワイリーと戦ってみた。余裕だった。はあ・・・。

 ちなみにロックマン8のワイリーは、7とはだいぶ格が違うとはいえ、シリーズの中でもそこそこ強い方だ。それをゲーム偏差値40台の僕が回復なしで倒したのだから、よく頑張ったと思う。でもそのラスボス戦に費やした時間、他のことに使いたかったな・・・。

 

(完)

 

〈リンク〉

カプコン公式サイト

CAPCOM:ロックマン クラシックス コレクション 2 公式サイト

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3831.html

・画像引用元

https://www.youtube.com/watch?v=o9mlm1lE4S0

 

※注、さっきから話に出している「ゲーム偏差値」だが、今年11月からスマホでできるようになった「JeSU公認 全国統一eスポーツテスト」で測ったものである。その初回の計測で、僕は全国偏差値44.4をたたき出した。その後練習して偏差値50台まで上げたのだが・・・。

 

 

 今回の記事は以上。クラコレ2の記事も結局大ボリュームになってしまったな・・・。

というわけで、後編に続く。