風城峠の回顧録

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ゲームレビュー61 悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション(第1回)~悪魔城ドラキュラ(FC版)、ドラキュラⅡ~

 2020年6月初め、僕は「ロックマンXアニバーサリーコレクション」に挑んでいた。ロックマンシリーズと言えばやや高めの難易度で有名であり、ゲームがそれほど得意ではない僕はそれに案の定苦しんでいたのだが、そんなある日、幸か不幸か、ニンテンドーeショップで「ロックマンラシックスコレクション2」と「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」がセール中になっているのを目にした。

 硬派なアクションゲームの積みゲーをさらに増やすのか!でも、今までずっとやってみたかったものばかりだし、ましてやセール中だしな…、うーん…。

 

 というわけで両方とも買ってしまいました!これにて、僕はしばらくレトロなアクションゲームに挑み続けることが確定したのである…。

 

 「ロックマンX アニバーサリーコレクション」は7月下旬にひととおりクリアし、「ロックマンラシックスコレクション2」は9月中旬にひととおりクリアした。購入から3ヶ月経って、ようやくドラキュラとの壮絶な戦いが始まった…。

 

ロックマンXロックマン7~10の記事はこちらから

 

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悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション

・発売日:2019年5月16日

・発売元:KONAMI

CERO: B(12歳以上対象)

・自分のプレイ時期:2020年9月中旬~10月下旬

 

 本作には、悪魔城ドラキュラシリーズの初期作品が全部で8つ収録されている。そのため、全4回構成にて紹介していこうと思う。

 

収録作品は以下の通り

悪魔城ドラキュラ(FC版)

Castlevania Ⅱ Simon's Quest

悪魔城伝説

悪魔城ドラキュラSFC版)

ドラキュラ伝説

ドラキュラ伝説

バンパイアキラー

・悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん

 

初回は、「悪魔城ドラキュラ(FC版)」、「Castlevania Ⅱ Simon's Quest」について紹介する。

 

ほかの回はこちらから

 

 

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悪魔城ドラキュラ(FC版)

・発売日:1986年9月26日

・自分のプレイ時期:2016年4月、ほか

・難易度評価:4

 (1、簡単 2、普通 3、やや難しい 4、難しい 5、非常に難しい)

 

 FC版の悪魔城ドラキュラについては、2016年に3DSバーチャルコンソールにてプレイ済みなので、過去に記事を書いている。だからそちらを参照して欲しい。

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 ついでなので、アニコレでも本作を少しやってみることにした。アニコレ作品を2つを除いてほとんどクリアした時にプレイしたので、多少は腕が上がったのか、4面まで約1時間でクリアした。しかし5面はやはり鬼畜。だからすぐにやめた。5面が最終面より難しいの本当にやめて欲しい。

 

 

 

Castlevania Ⅱ Simon's Quest

・発売日:1987年8月28日(日本版)

・自分のプレイ時期:2020年10月中旬~下旬

・難易度評価:2.5

 

「ドラキュラⅡ 呪いの封印」の北米版である。アニコレ収録作品の中で、何故これだけ日本版を収録していないのか理解に苦しむ。ましてや収録作品の中で一番文章を読まなければならないこの作品で日本版を入れないとは…。というわけで、文章は全て英語となっている。

 

 この作品は他の収録作品と違い、敵を倒してレベルを上げたり、アイテムを集め適切にそれを使用したりして進むなど、れっきとしたアクションRPGとなっている。街には人がいて、彼らが色々とヒントを教えてくれる。それを頼りにして進めていく訳だ。フィールドは一定時間ごとに昼と夜に切り替わる。夜は敵の攻撃力や防御力が上がり、街には人が現れずその代わりに敵が出てくるが、その分得られる経験値は増える。なお、夜をショートカットすることはできない。

 北米版なので街の人が話す文章は英語だが、そんなに難しい英文でもないので、最初は律儀に訳してメモを取っていた。

 

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敵の出てくる通路(昼間)

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町の人に話しかけると・・・

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情報をくれる

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街(夜のすがた)




 しかし、この街の人々の発言に大きな問題がある。なんと街にいるほとんどの人が、嘘の情報か、何の役にも立たない情報を教えてくるのである。有意義な情報を教えてくれるのはせいぜい1つの街に2人くらいだし、序盤は何が有意義な情報なのか全く判別できない。

 さらに、それぞれの街には名前があるのだが、新たな街に入った時に、ゲーム中でその街の名前が表示されることは多分ない。だから、「この街に〇〇がある」と言われても、結局どの街がそれに当たるのか分からないままなのだ。もしかすると僕が見落としているのかもしれないが、それくらいは分かりやすく表示しておくべきだと思う。いくらファミコンのゲームと言えど。

 そのため、メモを取るのが馬鹿らしくなり、結局攻略サイトを見ながら進めることにした。実はこのゲーム、アニコレ収録作品の中では最後にプレイしたものである(ブログでは年代順に記事を並べるために初回で紹介しているが)。だから、悪魔城ドラキュラシリーズをプレイするモチベーションが徐々に消えかけてきた頃にプレイしたわけだ。そのため、いちいち考えて進めるより、攻略サイトを見ながら脳死で進める方が楽しく感じてしまった。謎解きはかなり分かりにくいものばかりなので。

 

 悪魔城ドラキュラシリーズと言えば高いアクションの難易度であるが、適切にレベルを上げていけば、このゲームはアクション面ではそんなに難しくない。なんとラスボスもただボタンを連打するだけで倒せる。だからこのゲームの難しさは、理不尽な謎解きのみとなる。

 

 マイナスなことばかり書いてしまったが、フィールド探索はそれなりに楽しく、これが「月下の夜想曲」以降の作品の元になったのかなと思ったりする。攻略サイトを頼れば、アニコレ作品の中では最もゆるくドラキュラシリーズの世界観を楽しめるゲームである。

 

 (リンク)

KONAMI公式サイト

https://www.konami.com/games/50th/ac/castlevania/jp/ja/

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

ドラキュラII 呪いの封印 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - atwiki(アットウィキ)

 

 

 今回は以上。次回から本格的にドラキュラシリーズとの死闘を書いていくこととなる…。お楽しみに。