風城峠の回顧録

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ゲーム回顧録⑭ スーパーマリオUSA

スーパーマリオUSA

・発売日 1992年9月14日

3DSバーチャルコンソール版 2012年11月28日)

・発売元 任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期 2013年4月~

・難易度評価 4

(1、簡単 2、普通 3、やや難しい 4、難しい 5、非常に難しい)

 

 3DSバーチャルコンソールで購入してプレイしたファミコンマリオ3つ目。このゲームは完全オリジナル作品というわけではなく、「夢工場ドキドキパニック」というゲームの登場人物をマリオシリーズのキャラクターに差し替えてリメイクしたものである。ちなみに、マリオカートでお馴染みのヘイホーは、この作品に登場する。

 

 このゲームの大きな特徴は、「物を持ち上げて、それを敵に向けて投げて攻撃する」ということ。敵を踏んだだけでは倒せない(敵によっては踏んだだけでダメージになる)。倒すには持ち上げて投げることが必要だ。マリオシリーズでお馴染みのファイアーフラワーなどのアイテムも出てこない。スーパーキノコに相当するものはあるが、取ると画面脇に表示されているライフが増える。道中には草がいくつか生えており、引っこ抜くと敵に投げるための野菜が出てきたり、アイテムが出てきたりする。中には役に立たない外れ草もある。また、砂が堆積しているところを掘り下げていくという一風変わったステージもある。

 

 キャラはマリオ、ルイージ、ピーチ、キノピオの4つから選べる。マリオはザ・普通という動きをするが、ルイージはジャンプ力が高かったり、ピーチは一定時間空中浮遊が出来たり、キノピオは野菜を持っているときの行動が他のキャラより速かったりと、それぞれ個性的な能力を持つ。

 

 このゲームもファミコンというだけあって難易度が高い。ゲームオーバーになると各ワールドの最初に戻されてしまう。残機は各ステージ終了後に始まる、ステージ中で拾ったコインを利用するスロットで増やすのだが、スロットなので絵柄が3つ揃わないと残機が増えない。だからこれは結構運に左右されるところがある。コイン自体ステージ中にたくさん落ちている訳でも無いし。1UPアイテムもあるにはあるが数が少ない。そしてこのゲームでは多分無限1UPは出来ない。だからゲームが進めば進むほど辛くなっていく。下へと流れる流砂の上を、突然飛び出してくるヘビみたいな敵をかわしながら渡っていくステージはかなり厄介だし、終盤はまっくろくろすけみたいな敵が大量に部屋の中などでグルグル回っている。スーパーキノコをもっと置いて欲しい・・・。

 

 また、道中にはカギがかかっている扉がある。そこを開けてステージを進めるにはカギを取ってこないといけないんだけど、置いてあるカギを持ち上げると「カメーン」という怖い見た目をした仮面のような敵が、マリオに向かって上下左右から弧を描きながら突進してくる。カギを持っている間は襲ってくるので、扉までは急いで進まないといけない。当時の子どもたちはこれがトラウマになった人が結構いたようである。

 

 まあ、難易度に関しては、バーチャルコンソール版ではいつでもセーブ&ロード出来る機能によりかなり緩和できる。正攻法で進めるのが厳しいと感じた人は迷わず使ってみるといいだろう。

 

 「物を投げて敵を攻撃する」という、普段のマリオ作品とはまた変わった楽しさがある作品。気になった方は是非プレイしてみて欲しい。

 

 

〈リンク〉

任天堂公式サイト

https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000012209

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3413.html