風城峠の回顧録

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ゲームレビュー54 星のカービィ 夢の泉の物語、星のカービィ3

 今回もSwitch Onlineでつまみ食いしたゲームの紹介、その中でも星のカービィシリーズの2作品を紹介する。

 過去にレビューした星のカービィシリーズのゲームはこちらから。

 

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星のカービィ 夢の泉の物語

・発売日:1993年3月23日

・発売元:任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年5月下旬

・難易度評価:2

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 ファミコン末期に発売された作品。ファミコンとは思えないほどグラフィックの書き込みや演出が豪華であり、何とオープニングにはカービィの絵描き歌のムービーが流れるという芸の細かさ。開発元の気合いが感じられる。

 

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最初に流れる絵描き歌のムービー。白黒でもかわいい。

 そして今作からお馴染みのコピー能力が追加されたゲームボーイの初代カービィは吸って吐いての攻撃のみ)。カービィの方向性がここでだいぶ固まったというわけだ。

 

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コピー能力を使って進めていく

 また、世界観も優しいが、ゲームシステムも優しい。ゲームの難易度はファミコンのゲームにしては低く、快適な難易度と言える。ゲームオーバーになっても復活がそれほど厳しくない。そもそもゲームオーバーになる回数も少ないだろう。個人的にとても優しいな~と思ったのはラスボス戦。多くのゲームのラスボスがそうであるように第一形態と第二形態があるのだが、第二形態でやられてしまいゲームオーバーとなってしまった。また第一形態からやり直しかな…と思っていたのだが(第一形態はこのゲームの中ではわりと難しいところ)、やり直すと何と第二形態から始まった。これはとてもありがたい!というわけで、ゲームがそれほど得意じゃない人でも、あまりストレスなく最後まで持っていけると思われる。ステージ数は多いが、自分でも3時間半でクリアできた。個人的に一番苦戦したのはワールド2のボスかな。

 

 また、クレーンゲームなどのミニゲームもあるなど、遊び心も満載。とにかく色々と豪華なゲームなので、カービィシリーズの初期展開にふさわしい名作である。

 

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カービィをつかんでうまく落とすと残機がUP!クレーンゲーム

 

〈リンク〉

任天堂公式の取り扱い説明書

https://www.nintendo.co.jp/clv/manuals/ja/pdf/CLV-P-HAAPJ.pdf

 ・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

星のカービィ 夢の泉の物語 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

 

 

星のカービィ3

・発売日:1998年3月27日

・発売元:任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年5月下旬~

・難易度評価:2.5(デデデ撃破まで。真のラスボスまでは推定3以上)

 

 スーパーファミコン末期に発売された作品。「あつめて!カービィ」もDS末期だったし、「毛糸のカービィ」の3DS版も3DS末期だったしで、カービィのゲームはハード末期に出されがち?

 

 先ほどの「夢の泉の物語」は褒めちぎったのだけれど、このカービィ3はどうも自分には合わなかった…。だからどちらかというとマイナスな印象の方が大きいのだけれど、ご了承頂きたい。

 

 このゲームの特徴はなんと言ってもステージ中にいる仲間と合体できること。仲間と合体することで、それぞれの仲間特有の動きや攻撃を楽しむことが出来る。コピー能力1つでも仲間ごとに攻撃方法が違うため、攻撃パターンが非常に多彩になった。仲間を利用してステージの謎解きをすることもしばしば。ただし、仲間システムの影響でやや面倒になった部分もある(後述)。

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サカナの口の中に入って進んだりも・・・

 グラフィックはふわふわとした感じで優しさに溢れているが、ゲームのシステムが優しさに溢れているかというとどうも…。

 まず難易度。ところどころ、カービィらしくない初見殺しや、慎重に進めなければいけない場面が出てくる。流石にロックマンほど厳しくないのでアクションゲームが得意ならサクサク進めることが出来るし、デデデを倒すまでならそこまで苦労はしないだろう。しかし、問題はここから。真のラスボスを倒すには各ステージで「ハートスター」を集めなければいけないが、攻略を見ずに自力で全て集めるのはかなり難易度が高い。とにかく入手条件が分かりづらく、そしてほぼノーヒントなのだ。攻略サイトを見て、こんなの自力で見つけるの無理じゃね?ってものばかり。

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例えばこのシーン。チュチュ(頭の上に載っているやつ)を仲間にして真ん中にいるやつを撫でるとハートスター入手の条件を満たす。こんなのわかるか~!

 途中クイズがぶっ込まれてくるステージがいくつかあり、そのステージに関してはクイズを3問連続で正解すればハートスターが手に入るのであるが、その難易度が鬼。まず、クイズが始まる前に説明など何も無く、辿り着いたら突然始まるため、初見時は気付いたら始まっていたということが起こりやすい。しかも、クイズは瞬間的な記憶力を問うものばかりなので、見逃したらほぼ終了。さらに、必ず3問連続で正解しなければならず、1問でも間違えると強制終了、もう1度ステージの最初からやり直してね、となる。Switch Onlineでは巻き戻し機能やどこでもセーブ機能があるので正直ズルし放題だが、正攻法でやるとなるとかなり厳しい。

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鬼畜の極みのクイズ

 また、本作の目玉である仲間との合体だが、合体すると動きにかなり癖が出ることが多いので、慣れるまでがなかなか大変。癖のある動きによる衝突や落下死も起きやすい。個人的にはカービィのみで進める方が好きかな・・・。これが一番合わなかった点でもある。

 

 というわけで、どうもやる気があまり出なかったので、たまに少しだけ進める、というのを繰り返した(他のゲームで忙しかったし)。そうしたら、事実上の1周目クリアであるデデデ撃破はプレイ開始から5ヶ月後になってしまった。さらに、1周目で攻略の手を借りずに集めたハートスターはわずか4つ。まだほとんどのハートスターが集まっていないに等しい。だから真のラスボスの姿はまだ見ていない。そいつと戦うのは一体いつになるのだろうか・・・。

 

〈リンク〉

任天堂公式サイト

https://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/afjj/

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

星のカービィ3 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~【11/19更新】 - アットウィキ

 

 

 次回もSwitch Onlineでつまみ食い・・・ではなくて、多分Switch Onlineのレトロゲームで一番時間を費やしているゲームです。お楽しみに。