風城峠の回顧録

ゲームや本、地学のことなど

ゲームレビュー㊹ 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架

悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架

 

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・発売日:2005年8月25日

・発売元:KONAMI

CERO:B(12歳以上対象)

・自分のプレイ時期:2019年9月上旬~10月上旬

・難易度評価:3

(1、簡単  2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 2019年9月、僕が「ひぐらしのなく頃に 絆」の恐怖に震えているころ、実は並行してもうひとつゲームを進めていた。これが本作「悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架」である。だから時系列的にはゲームレビューの第42回と第43回の間に位置するのだが、「ひぐらしのなく頃に 絆」の流れを分断するのもあれなので後回しにした。本作もシリアスな世界観なので、ひぐらしで疲れた心の癒しには全くならず…。

 

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 ファミコンの時代から長く続いている「悪魔城ドラキュラ」シリーズであるが、DSでは3つゲームが出ている。本作「蒼月の十字架」と、その後に発売された「ギャラリーオブラビリンス」(2006年)、「奪われた刻印」(2008年)である。どれも某レビューサイトで高い評価を受けており、下手の横好きで2Dアクションゲームが好きな自分にとってはどれもやってみたいゲームなのだが、出荷本数が少なかったようで現在どれもプレミア化している。中古で売られているのを見るのもまれだし、Amazonで買おうと思えば物凄い値段になっている。新品だと、2020年6月16日現在でギャラリーオブラビリンス」は22980円、「奪われた刻印」はなんと39050円もする。そんなの買えるかー!それだけお金があればSwitch Liteが買えるぞ!この2つは中古の一番安いものでも1万円弱する。とても大学生が易々と買える値段ではない。

 

 ただ、「蒼月の十字架」はこの2つと比べると入手が楽である。自分が購入した時を含めて中古ショップで数回ほど売られているのを見掛けたし、自分が購入したものは確か中古で4300円くらいだった(ちなみにちゃんとパッケージ、説明書付き)。つまり新品のゲームを1つ買うのと同じ値段で買える。まぁ中古品だと同じ時代のゲームと比較すれば普通に高い方ですけどね。

 

 ちなみにこのゲーム、自分が所持&プレイしたDSのゲームの中では最も昔に発売されたものになっている(2番目に古いのは「マリオカートDS」)。そんな大きな期待を抱いて購入したDS初期の隠れた名作ゲーム、早速プレイ開始!

 

 このゲームは純粋なアクションゲームというよりもアクションRPGと言う方が近い。敵を倒すと出てくるコインを貯めればショップで新しい武器を買える。また、レベルという概念もある。

 ステージは全て繋がっており、各ステージのボスを倒して新しい技を覚え、それを利用してステージ中の謎を解くと、新しい場所に行けるようになる。これもRPGらしい。ゼルダを横スクロールにした感じ。また、マップにはセーブポイントやワープポイントがいくつも隠されており、これを見つけていけばセーブ or ワープが出来る。これがないとゲームの進行がかなり大変になるので、新しい場所に来たらいかにそれらを早く見つけるかが攻略のカギだ。セーブポイントはボスの部屋の直前に置かれていることも多く、ボス戦で死んだらあまり移動することなくそのボスとの再戦が出来る。

 

 今作の大きな特徴であり、同時に賛否両論点でもあるのが「魔封陣システム」。ゲームを進めていくと時折魔封陣が入手できる。この魔封陣は、最初に表示される書き順を覚え、それを下画面にタッチペンで書いて使用する、というものになっている。魔封陣は進める場所を広げるのに使ったり、ボス戦でとどめを指すのに使う。しかしこのボス戦のときの魔封陣入力が結構厄介。ボスのHPが0になると魔封陣が表示され、そこに指定されたものを書くのだが、失敗してしまうとボスのHPが少し復活するので、再びHPを0にしてもう一度やり直す羽目になる。しかもこの魔封陣入力は判定がかなりシビアで失敗しやすい。だから、自分のHPがわずかのときに入力に失敗してしまうと、窮地に陥ることとなる。終盤にいくに従って書き順も増えるので、失敗する確率もその分高くなる。DS初期のゲームにありがちな、取りあえずタッチペンを使わせよう、という趣旨のシステムな気がしてあまりよろしくない。ちなみに魔封陣入力が不要なボスもいる。

 

 ゲームの難易度は全体的にやや高めだが、ほとんどのボスは攻撃パターンをつかめば倒せるようになっている。シリーズ恒例の死神はなかなかの強敵で倒すのに1時間くらいかかったけれど、それでも不可能な難易度ではない。ただしラスボス、お前だけは許さん。巨大なラスボスの第二形態はとにかく攻撃範囲が広く、かといってこちらの攻撃出来る場所は狭いので、攻撃しに行くとダメージを受けまくる。持てるだけの回復アイテムを毎回大量に消費しながら何度も戦ってようやく倒せた。もう完全なるゴリ押し。確か倒すのに2時間以上はかかったと思う。本当に苦行でしかなかった…。

 

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地獄のラスボス第2形態

 また、終盤あるルートを選ぶとバッドエンディングになるので注意。そうなった場合はその直前からやり直して正しいルートを見つけよう。

 

 ストーリークリアまでに費やした時間は20時間ほど。

 クリア後はユリウスモードというものが出てきて、別のキャラクターでステージを進めることが出来るが、こちらは少し手をつけただけで放置状態になってしまった。(飽きてきたのでひぐらしに集中することにした。前述の通り、時系列的にはこの後に「ひぐらしのなく頃に 絆 3、4巻」をプレイすることになる)

 

 最後に、このゲームはBGMが素晴らしい。特にステージ2のBGM「ドラキュラの涙」は神曲ここまで自分の好みに突き刺さったゲーム音楽はなかなかない。しかもサウンドモードでそれが自由に聴けるのがありがたい。これだけでもこのゲームをやって良かったと思う。

 

 というわけで今回のレビューは以上!

 

 

 (余談)

 

 この前、セールで半額近くまで安くなっていたのでSwitchで「悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」を買ってしまった。プレイするのはまだかなり先になる予定だが、難易度が高いゲームが多いこのシリーズ、果たしてアクションゲーム下手くそな僕はクリア出来るのだろうか?乞うご期待!

 

 ※2021年1月追記

悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション」の記事を書き始めたので、ここに貼り付けておきます。

 

shikakuyama.hatenablog.com

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  また、「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」のレビューも書いたので、ここに貼り付けておきます。

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〈リンク〉

任天堂のサイトより

https://www.nintendo.co.jp/ds/software/acvj/index.html

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4377.html

 

 

 

ゲームレビュー㊸ ひぐらしのなく頃に 絆(後編)

ひぐらしのなく頃に 絆(後編)

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前編はこちらから

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 

 6月も中旬となって、惨劇の日が近づいてきましたね。特に狙ってはなかったんだけど、6月にひぐらしの記事を書くことになったのはなかなかタイミングが良かった。本当はあと10日くらい後に書けばもっとタイムリーだったんだけど、このゲームレビューを6月中に第47回まで終わらせるという個人的な目標があるので、6月上旬~中旬に書くこととなった。前回が長すぎて、途中で自分でも書くのがしんどくなってきたので、今回はコンパクトにまとめる予定。ゲームシステム云々の話は前編を参照してください。

 

 さて、今回は3、4巻の話だけれど、物語もついに後半戦。1、2巻は面白さよりも怖さの方が勝って進めるのがしんどかったけれど、3、4巻からは話の雰囲気が少し変わってくる。SF要素も追加され、ここでようやく「あーこれ自分の好きなやつだ…」となった。切なげなシーンではほぼ必ず名曲「you」とそれを元にした曲「Confession」が流れ、これが非常に感情を揺さぶってきて良いんですよ…。この曲はアニメでは使われていないので、ゲーム版だからこそ味わえる良さである。サウンドノベルの本領発揮といったところ。

 

 今回も前回の後半同様、各シナリオのちょっとした感想を書いていく。

 

 

 なお、これ以降の内容は1、2巻の内容を知らない人にとっては全てネタバレになるので、前回同様、ひぐらしの内容を知らない人は見ないように!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネタバレしてもいいよ、という人だけ残ったかな?では始めるよ。

 

 

 

第三巻・螺の収録シナリオ 

 

罪滅し編

 

 これは非常に良かった。ラスト、レナが正気に戻るところとか感動で泣きそうになった。「この作品に触れて良かった」とようやく思えた瞬間だった。

 

 しかし、この「ひぐらしのなく頃に 絆」では感動のラストにたどり着くまでは一筋縄ではいかない。物語を読み進めていくと、1回目ではレナ占拠後の学校が爆発して必ずバッドエンドになる。それを見た後、「宵越し編をプレイした後レナの学校占拠前に戻ってください」みたいな文言が出てくる。つまり、宵越し編を途中で経由しないと、罪滅し編の真のラストは見られない。宵越し編が学校が爆発した世界での未来の話なので、そのような回りくどいことになっている。宵越し編を見た後、指示通りに罪滅し編に戻ってくれば、真のラストが見られる。

 

 ちなみに、後にアニメを観たのだが、アニメではレナの学校占拠以降の話がかなり爆速で流れていって(1話分に凝縮されている)、もう少し丁寧にやっても良かったんじゃないかと思った。罪滅し編は特に好きな話だったのでとりわけそう感じた。アニメ1期は全体的に尺が足りなくて急ぎ足ですね。

 

 TIPSでは梨花と話している謎の人物が登場。この段階では正体が明かされず「誰?」って感じだけれど、その後メインキャラになるあの人物ですね。

 

 

宵越し編

 

 先に書いた通り、学校が爆発し、そして雛見沢大災害が起こってから20年以上が経過した頃の話となる。ゲーム版では今回からの新規シナリオなので主要人物はフルボイス(ただし例外あり)。

 赤坂衛の娘、赤坂美雪がここで初めて主要人物となる。彼女とフリーライター、荒川龍ノ介が誰もいないはずの雛見沢村に向かうと、謎の男女と出会い、共に一晩を越す…。それまでのシナリオと比べると王道ミステリーって感じの内容だった(非現実的なことは起きるけれど)。

 

 途中、いくつか選択肢が提示され、その選び方によってはバッドエンドになる。ただし、1巻のような複雑な分岐ではないので、バッドエンドになったらその前から適宜やり直していけば問題ない。ちなみに、主要キャラのボイスがなくなったらそれはバッドエンドルートである。

 

 

皆殺し編

 

 ここで一気に話が転換し、平行世界のことが語られるようになる。羽入もここからしっかりと登場。雛見沢症候群の正体も明かされてきて、このシナリオからジャンルがミステリーホラーというよりはSFになっている。

 

 僕は藤子SF大好き人間なので、平行世界ネタは大好物。そのため「平行世界ネタキタ━(゚∀゚)━!」となり、罪滅し編に続いてこの作品の好感度が一気に上がった。惨劇を回避しようとみんなで努力していくわけだが、シナリオのタイトルからして、ここでは上手くいくはずもなく…。途中までうまくいっていただけあって余計悲しい。そして黒幕も明らかになり、物語は祭囃し編へと続いていく…。

 

 祭具殿にて鷹野が「オヤシロさまは恐怖の対象!」みたいな話をするが、そこにいたオヤシロさま当事者である羽入が「そういうのではないのです!」と自分のことが見えない相手に向かって全力で否定するシーンが何とも切ない。人々に誤解されてそれまでの事件が「オヤシロさまの祟り」として全部自分になすりつけられているわけだから、それは嫌だよね…。

 

解々し編

 

 DS版から追加された、公由夏美、南井巴を主軸に置いたストーリーの第3弾。ここからはほぼ南井巴が主人公となる。途中から巴に接近する不穏な存在としてレナも登場。

闇に葬られた悲しい事故。その真相を解き明かすため、巴はある決意をし、大きな黒幕に立ち向かうこととなる…。そして物語は澪尽し編第二部へと続いていく。

 

 第三巻の合計プレイ時間は約29時間。

 

 

第四巻・絆の収録シナリオ

 

カケラ紡ぎ

 4巻は、今作の黒幕、鷹野の過去の話が描かれている「序章」から始まる。序章は2、3巻にもあったが、今作は序章だけで数時間分あり他のものよりも長め。それが終わると「カケラ紡ぎ」に入る。

 

 カケラ紡ぎでは、なんと99個ものそれまでの話に関連したミニトピック、つまり「TIPS」をある程度の順番に従って読んでいかなければならない。1つのトピックを読み終わるのにかかる時間は基本的に数分ほどだが(たまに10分くらいかかるやや長めのものもあるが)、いかんせん数が多いので全部読み終わるにはかなりの時間を費やす。カケラ紡ぎが終わる頃には既にプレイ時間は10数時間になっていることだろう。ショートカットする方法もあるが、全部読んでいくことをオススメする。自分のペースでコツコツと読んでいこう。それが終わってようやく「祭囃し編」に入れる。

 

祭囃し編

 時はすでに11月中旬となっていた。8月下旬から進めてきたこの「ひぐらしのなく頃に」という作品も、2ヶ月半かけてようやくハッピーエンドにたどり着く事が出来た。いやー良かった良かった。本編の最終回とあって盛り上がるところが満載でしたね。赤坂と梨花が再会するところとかたまらなく好き。

 

 なお、原作やアニメではこれが本編の最終章となったが、2007年にPS2で発売されたひぐらし初のコンシューマー版ソフト「ひぐらしのなく頃に 祭」では祭囃し編は未収録となっている(「祭」というサブタイトルにもかかわらず)。そのため、コンシューマー版では今作が初収録となっている。そのため主要キャラはフルボイス。しかし、DSの容量の関係上、その分後述の「澪尽し編」ではボイスが全くないという悲しいことになっており、「賽殺し編」「言祝し編」もコンシューマー版では今作からの新規シナリオであるのにパートボイスとなっている。これがDS版が不評を買っている理由の1つ。ボイスを求める人は大人しく最新作「ひぐらしのなく頃に 奉」をやるのだ。今(2020年6月11日)ニンテンドーeショップでセール中だぞ。

 

澪尽し編

 全3部構成で、第1部、第3部では雛見沢を舞台にしたもう一つの最終回が描かれ、第2部では南井巴を主人公にした話の最終回が描かれている。第1部&第3部に関しては話がやや単調であり、祭囃し編と比較すると一段劣る(これはPS2版の結末)。第2部はとても良かった(ひぐらしらしくないという意見もあるようだが)。まあ第2部は普通にサスペンスって感じですかね。前述のようにボイスは全くない。

 

賽殺し編

 祭囃し編の後日譚的な話。無事惨劇を乗り越えた梨花だったが、ある日の帰り道、交通事故に巻き込まれ死亡。気付くと惨劇のない世界にたどり着いていた・・・。ダム戦争がなかったため諸々の事件は起きなかったが、その分ダムに沈みゆく運命にある村。そしてそこは梨花にとって決して居心地の良い世界ではなかった・・・。果たしてもとの世界に戻れるのだろうか!?

 

 序盤に関してはマジかよ・・・って展開だったが、最終的には良い話だった。特に終盤のレナの話が結構良いこと言っている。OVAであるアニメ第3期「ひぐらしのなく頃に 礼」でアニメ化されているので、そちらを観てみるのもありかも。

 

言祝し編

 昔々の、羽入の過去について描かれている話(ここではジェダ《本名は長いので略称で》という名前で登場)。このシナリオのジャンルは完全にファンタジーである。結構エグい展開も途中混ざっている。

 DS版からの新規シナリオ(しかもこの羽入の設定に関しては非公式設定らしい)であるが、前述の通りパートボイスになっている。しかも主人公である羽入のボイスがやけに少ない。この回にしか登場しない古手陸のボイスは結構多いのに。4巻だけ羽入役の堀江由衣さんの仕事量が突出して多くなるからだろうか?容量が足りないとはいえ、主人公なんだからもう少しボイスがあっても良かった気が・・・(そんなこと言ったら一番不遇な扱いを受けているのは澪尽し編第2部の南井巴なのだが)。

 古手桜花の少女時代がまんま梨花ちゃんでかわいい。

 

 第4巻の合計プレイ時間は約39時間。

 

 

 2019年8月下旬、まだまだ暑い頃に始めた「ひぐらしのなく頃に 絆」も、全てのシナリオを読み終えた頃にはもう11月下旬、すっかり寒い時期になっていた(信州の冬は早いので尚更)。費やした月日は3ヶ月。全4巻の合計プレイ時間は約120時間。ここまでガッツリ触れていたら思い入れが生まれない訳がない。いやー長かった。本当にお疲れ様でしたって感じですね。

 

 

おまけ

 プレイ終了後から2ヶ月以上経った2020年2月初め、大学も春休みに入り、時間が出来たので「ひぐらしのなく頃に」のアニメを観ることにした。本編だけで全50話、OVAを合わせるともう少し増えるが、僕は基本的に長いアニメばかり観てきたので問題ない。(ちなみに2020年6月現在、今まで観たアニメで1クールのみで終わったものは「東京マグニチュード8.0」と「Another」のみである。)というわけで1期と2期はTSUTAYAでDVDを借りてきて観た。

 

 まずは1期を視聴。噂のアニメなので緊張していたが、ゲームでストーリーをほとんど知っているせいか思っていたほど怖くない?やっぱりホラーって先が分からないからこそ怖いのであって、先が分かると恐怖感がかなり減るね(これはその後観た「Another」でも感じたことである。こちらも原作小説を読んだ後にアニメを観た)。あと、ゲーム(1、2巻まで)では1つのシナリオが終わるまでに6~7時間ほどかかったが、アニメではそれを4~5話分にまとめているので、かなりスピード展開だった。明らかに尺が足りないと思われる部分も見受けられたが、仕方ないことだろう。

 ただ、OPとEDの映像の雰囲気については物凄く好き。これだけでも観た価値があったと思った。制作会社が「地獄少女」と同じなので、この2作品のOP&EDの間にはなんとなく通じるものがあるように思われた。というか地獄少女のOP&ED映像が好きな人は絶対ひぐらしのOP&ED映像も好きになるやつだこれ。

 

 TSUTAYAで借りていたので、他の人が続きの巻を借りていたらそこで一旦ストップしてしまうのと、その分「xxxHOLIC」と並行して観ていたこともあり、1期を観終わったのは3月に入った頃だった。そのまま2期「ひぐらしのなく頃に 解」に突入。2期では絵が一気に綺麗になった。個人的にキャラの絵柄はこの2期のものが一番好き。

 次回予告に梨花と羽入のコントが差し込まれたりと、なんか雰囲気が変わったなあと。何がともあれ、後半の話は良いですね。

 

 そして3月中旬、今まで観てきたアニメ、またはその続編と、長年の間いつか観ようと思っていたアニメを一気に観るために、dアニメの1ヶ月無料期間の契約をしたが(ちなみに無料期間が終わるタイミングで解約しました)、そこでOVAであるひぐらし3期、4期も観た。4期は何じゃこりゃ?って話もあったけれど、最後は綺麗に終わって良かったですね。

 

 アニメ視聴の話は以上で終わり。7月から新作アニメが放送されるらしく、最初は別に観なくても良いかなあなんて思っていたけれど、Abema TVでも放送されるのなら観るのもありかなとか思ったりしている。

(2020年11月19日に追記:新作アニメ放映開始は10月からに延期になりましたね。Abema TVで観ているので1週遅れですが、ちゃんと毎週観ていますよ。)

 

完結

 

〈リンク〉

任天堂のサイトより

第三巻・螺

https://www.nintendo.co.jp/ds/software/chij/

第四巻・絆

https://www.nintendo.co.jp/ds/software/bhfj/

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6571.html

 

 

 

 

 

 

 

ゲームレビュー㊷ ひぐらしのなく頃に 絆(前編)

ひぐらしく頃に 絆

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・発売日:

第一巻・祟、2008年6月26日

第二巻・想、2008年11月27日

第三巻・螺、2009年5月28日

第四巻・絆、2010年2月25日

・発売元:アルケミスト

CERO

1~3巻、D(17歳以上対象)

4巻、C(15歳以上対象)

・自分のプレイ時期:

1巻、2019年8月下旬~9月下旬

2巻、2019年9月下旬~10月中旬

3巻、2019年10月中旬~11月上旬

4巻、2019年11月上旬~11月下旬

・難易度評価:なし

(ただし1巻は攻略サイトがないと難あり)

 

 

 

前置き

 

 衝撃だった。20年の人生の中で触れた幾多の物語の中でもトップクラスの衝撃。それを与えてくれたのが「ひぐらしのなく頃に」だった。

 

 僕は今回プレイするまで、「ひぐらしのなく頃に」という物語の内容をほぼ何も知らなかった(アニメ結構観てそうな外見してるかもだけど実はあんまり観てないのだよ)。Twitterで時々「ヤバいアニメ」とかいって回ってくるのを見るだけで、とにかくグロく、暗く、ヤバいアニメなんだろうなぁというイメージしかなかった。僕は元々ミステリーが好きで人が結構死ぬような話には慣れている(?)けれど、この作品のように少女が次々と死ぬような話はわりと忌避してきたタイプであった。

 

 しかし、2019年、そんな僕に少し変化が起きた。小4の時に3期を少し、高1の時に1期~2期の前半まで観たアニメ「地獄少女」を久々に観たら、どっぷりとハマってしまった。またこの前年の2018年9月に「八つ墓村」を読んだのを皮切りとして、横溝正史の小説を読み始めた。つまり、この頃の僕は「和風ミステリーホラーっていいなぁ…」となっていたのである。

 ちなみにAmazonで「地獄少女」と検索すると、同シリーズのアニメ以外で一番上に出てくるのが「ひぐらしのなく頃に」である(何しろ放送時期も制作会社もジャンルも同じような感じなので。ちなみにその逆パターンも成り立つ)。だから、ひぐらしはわりと自分の目に入らざるを得ないような位置にある作品であり、その頃から「触れてみるのもありかなぁ…」と思い始めた。

 

 でもTwitterで散々ヤバいと言われており、ミステリー好きだけど元々怖がりなタイプなので、なかなか手を出す勇気は出なかった。

 そんな時、地元のHARD OFFを訪ねてみたら(この店は田舎のくせにマニアックなゲームがよく売られている)、この作品が売っているのを見かけた。アニメはいきなり見る勇気が無いけれど、ゲームなら…というかこの作品は元々ゲームだしな、ということで購入。1つ540円で安かったし。DSのソフトの容量がショボいせいで4分割して売られているが、1、2、4巻は全てこの店で1つ540円で購入し、3巻はAmazonで新品を1800円ほどで買えたので(定価の半額ほど)、全部揃えるのにあまりお金はかからなかった。

 

 というわけで夏も終わりが近づいた2019年8月下旬、まずは1巻からプレイ開始である。まだ残暑厳しい時期なのでホラーは丁度良いだろう、なんてね。

 

 恐る恐るスイッチをオン、そしてタイトル画面をタッチすると「あっはっは」という不気味な笑い声が…。オイオイ、大丈夫なのかこれ…。いきなりビビってますよ。先行き不安だなぁ…。

 

 ストーリーを読み始めると(そういや言ってなかったがこれはノベルゲーである。ちなみにノベルゲーは今回が初体験)いきなり人を殴り殺しているような不穏な文章と音が…。なるほどなるほど…。

 かと思ったら、時間が戻っていきなり平和なパートに。この平和なパートが実に1時間半くらい続く。先にも述べたように、僕は深夜アニメをほとんど観てこなかったので、こういうギャルゲー的な特有の雰囲気は最初はなかなか馴染めなかった(徐々に慣れていったが)。いつになったら事件が起こるんだよと思っていたが、段々と不穏になり始め、そして鬼隠し編へと入っていく…。

 

システム

 

 さて、ここで「第一巻・祟」の話を中心にゲームのシステムの説明をしよう。

 

 このゲームは、DS本体を横に持つという特殊な持ち方をするゲームである。通常時に上画面となる場所にキャラの立ち絵が表示され、下画面に文章が表示される。立ち絵と文章が完全に分かれているので、DS版は他ハードのバージョンよりも小説感が強い。読書好きの僕としてはこのスタイルは結構気に入っている。利き手を設定でき、右利き用は右に下画面が来るように、左利き用は左に下画面が来るように、DSを横に持つ。ちなみに僕は左利き。

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 第1巻はまず事件前の平和なパートがあり、そこで時々出てくる選択肢の選び方によって、平和パート終了後の話が決まる。ただし、このルート分岐システムが第一巻の最大の欠点なのだ。選択肢の数はかなりあるが、特定の選び方をしないと綿流し編祟殺し編染伝し編には進めない。基本的に何も考えず適当に選んでいくと鬼隠し編に進むようになっている。最初に読むのは鬼隠し編が一番いいので1周目はそれで良いのだが、それ以降の話を出すのが非常に困難になっている。つまり、綿流し編以降の話に進むための特定のルートを見つけない限り、延々と鬼隠し編がループする世界になる。それはそれでなかなか恐ろしい。しかも、普通に選択肢が出される場所の他に「感情選択システム」という特殊な分岐点があり、これが分岐をとても複雑にしている。これのせいで綿流し編以降に進むためのルートを見つけるには非常に難易度が高い。だから、快適にプレイしたいのならば、自力でルートを見付けようとせずに攻略サイトに頼ることをオススメする。あまりにルート分岐が複雑なため、かつては公式サイトが各編への進み方を公開していたらしいが、10数年も前のゲームのため現在公式サイトは存在していない(開発した会社が倒産したせい?)。そのため、普通に攻略サイトを参照しよう。僕が利用した攻略サイトを下に貼り付けておく。Yahoo!知恵袋にも綿流し編への進み方が書いてあったが、それは間違っているので注意。

・ https://higurashi1.gorillawiki.jp/

 ・https://plaza.rakuten.co.jp/wizardofmouth/004002/

 なお、原作にはこのようなルート分岐は存在しないらしいのだ。だから攻略サイトを見ても何も後ろめたいことはない。この1巻のルート分岐システムがあまりにも酷かったせいか、2巻以降はこのような複雑なルート分岐は存在しない(基本的に最初から各編が別々になっている)。

 

 DSの容量がショボいのでボイス付きの部分は全体の半分以下となっている。なお、1巻ではDS版からの新規シナリオである染伝し編は主要人物のみフルボイスとなっているが、その分既存シナリオである平和パートと鬼隠し編綿流し編祟殺し編ではボイスはやや少なめ。基本的に重要なシーンしかボイスは付いていない(重要なシーンにすら付いていない場合もある)。この傾向は2、3巻も同じ(4巻のみ少し違う)。またストーリーを読み進めていると本編に関係するミニトピックである「TIPS」がちょくちょく挿し込まれるが、これはボイスがゼロである。

 ただし、個人的にはボイスの少なさについては一概に悪い点とは言えないように思う。以前Twitterで「ノベルゲーにフルボイスは向いてない」みたいなツイートも見たし。そう考えるとDS版のボイスの量は案外丁度良い具合になっているのではないか。ボイスが付いていると全部聞きたくなっちゃうし、そうなると全部の話が終わるまでに莫大な時間を費やすことになる。DS版ですら全部の話が終わるまでに120時間かかったのだ。DS版よりもシナリオの数が7つ増えており、TIPSまで完全フルボイスの現時点での最新作「ひぐらしのなく頃に 奉」(Switch、PS4などでプレイ可)を全て終えるには一体何時間かかるのだろうか…。一説には300時間くらいかかるとか…。はぅ…。

 

1、2巻の各シナリオの感想

全体の感想

 1、2巻はとにかく怖かった。本当に進めるのが億劫になるくらいに。不穏なシーンに入るとキャラの立ち絵の目が変わるし…。これ結構怖いよ。そして一番怖いのは、赤くおどろおどろしい書体の文字が画面全体にバーッと表示される時。回数は少ないものの、これはマジで心臓に悪い。

 でも、予備知識が全くなかったおかげで、純粋に恐怖感を味わうことが出来た。ホラーというものは先に何が起こるか分からないから怖いのであって、その先の展開を全て知っていたら恐怖感が一気に減る。その点、ひぐらしのことについて何も知らなくて本当に良かったと思う。

 

 なお、文章での描写はなかなかグロいけれど、イラストに関してはかなり抑えた表現になっている。そのため、視覚的なダメージは少ないと思う(さっき述べた赤字を除く)。その点は安心だ。

 

 このゲームはシステム面でも怖さでも1巻が最大の難関である。1巻は最初の平和パートを除く全てのシナリオで展開が容赦ない。2巻は目明し編と影紡し編は十分に怖いものの、暇潰し編は怖さはそれほどでもないし、昼壊し編は完全にネタ回である。3巻以降はまた雰囲気が変わってくるしね。というわけで1巻と2巻の目明し編さえ乗り切ればあとは何とかなるので頑張ろう。

 

さて、ここからは各シナリオのちょっとした感想を記していく。3、4巻のシナリオに関しては後編で。

 

 

 

※注 ここから先の内容は思い切りネタバレを含んでいるので、「ひぐらしのなく頃に」の内容を知らない人は見ないことをオススメします!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ネタバレを食らっても良いよという人だけ残ったかな?では始めるよ。

 

第一巻・祟 収録シナリオ

鬼隠し編

 全てのハジマリ。最初のうちは圭一が狙われててやばいな・・・って思っていたけれど、途中からいくらなんでも女の子に対してそんな事をするなんて流石にクズ過ぎないか?と思うようになり、圭一を応援できなくなった(この僕の感想は当たっていることが後に判明するのだけれど)。最終的には最悪の結末になるんですけどね・・・。最初の章ということもあって途中から恐怖で精神的疲労が凄いことになり、この先大丈夫なのだろうか・・・と不安になった。

 

綿流し編

 これもとにかく怖かった・・・。終盤ビシバシと推理していくレナが格好良い。鬼隠し編ではああいうことになっていたので、レナが最後まで味方でいてくれた事が唯一の救いだった。まあ後の話を見れば鬼隠し編で敵味方云々の認識をするのがそもそも間違っていることが分かるんですけどね。本当の最後まで安心を与えてくれず、何重にも襲い来る恐怖。ラストはえ、まだやるのかよ・・・って感じだった。

 

祟殺し編

 ただのクズである北条鉄平が登場。本当にコイツはクズ中のクズである。ただ、沙都子云々の話が全て吹っ飛ぶくらいラストが衝撃だった。火山ガス災害で村人2000人全員死亡!?ハハハ、これはもう何でもありだな!!こんな展開予想できるかよ!ちなみに、突如湧いた火山ガスで村が全滅という話は広い世界の中には実際にある話のようである。まあ、言っちゃうと雛見沢のあれは結局火山災害では無いんですけどね。

 

 染伝し編

  ゲームではDS版からの新規シナリオ。というわけで主要人物はフルボイスとなっている。

 それまでの3編とは舞台も登場人物も全然違う。雛見沢の隣町、興宮から都会に引っ越してきた、雛見沢御三家の1つ、公由家にルーツをもつ公由夏美が主人公。彼女とその周囲の人々、そして女刑事、南井巴を描いた話となっている。圭一やレナなどお馴染み部活メンバーは登場しない(レナに関しては3巻以降でこちらの世界の話とも関わりを持つようになってくるが、それはまた後の話)。

 公由夏美の声がかわいい(CVは水橋かおりさんという方です)。まあそんな悠長なことはいつまでも言ってられないのがひぐらしである。雛見沢大災害後、夏美が住む町では雛見沢にゆかりのある人物が起こした殺人事件が次々と発生。そして夏美の家でも・・・。この話もめちゃくちゃ怖かったです。公由夏美や南井巴を主軸に置いたストーリーはその後2巻の影紡し編、3巻の解々し編、4巻の澪尽し編第2部へと続いていく。

 

 1巻の合計プレイ時間は約28時間。

 

 

第二巻・想 収録シナリオ

 

暇潰し編

「赤坂・・・・、東京に帰れ」

 

 雛見沢で連続殺人事件が起こる前の話。サスペンス要素の強い話となっており、恐怖感については今までの話よりも薄まっていて一安心。今までのパターンからすると梨花が突然豹変して人を殺すようになるんじゃないかとヒヤヒヤしたが、そんなことはなくて良かった。

 

目明し編

 綿流し編の真相が書かれている。いやー、双子であることを利用して入れ替わっていたとはね。びっくりですわ。ミステリファンはこういう叙述トリック的なの大好き。ただし、この話は全てのシナリオの中でもトップクラスにエグいので注意されたし。

 後にアニメを観たとき、詩音が「その時私の中に鬼が生まれた」といきなり豹変し始めて「は?」となった。ここはもう少し丁寧に描くべきだったのでは?アニメだと枠が足りないのは分かるけど。

 

昼壊し編

 圧倒的ネタ回。事件は全く起きず、レナが古手神社に伝わるフワラズの勾玉を飲み込んでしまい大パニック!という話である。勾玉は2つで1セットとなっており、片方を持っていると、もう片方を持っている人のことを問答無用で好きになってしまうのだ。

 とにかくギャグの連発。ネタ回なのでもうなんでもありだけど、昭和58年の世界観を完全に無視している。その時代には存在しなかったであろうゲーム等の話が出てくるし、あと小学生が税金について語るなよ笑(消費税が10%に引き上げられる前日くらいにこれを読んでたので余計面白かった)。こんな平和な話がずっと続けば良いのだけれど、どうもそうはいかないようで・・・。つかの間の箸休め。

 

 DS版からの新規シナリオなので主要キャラはフルボイス。なお、OVAであるアニメ第3期「ひぐらしのなく頃に 礼」でアニメ化されており、そこには羽入が登場するのだが、DS版では2巻の段階だとまだ羽入の存在は隠されているので登場しない。

 

影紡し編

 先にも述べたとおり、公由夏美や南井巴を主軸に置いた話の2つ目。DS版からの新規シナリオなのでこちらも主要キャラはフルボイスとなっている。

 この話の途中である主要キャラが死ぬ。そんなのありかよ!と思ったが、まあ何でもありか。染伝し編同様夏美が終盤とんでもないことになるのだが、ラストは結構感動した。今思えば罪滅し編に近いテイストの話だったなと。(罪滅し編は3巻で出てくるので、この時点ではまだ知らない)

 

 2巻の合計プレイ時間は約21時間(全4巻の中で最も早く終わる)。

 

(おまけ)

2巻では、プロローグや暇潰し編でチラッと登場する赤坂衛の娘、赤坂美雪の声を担当しているのは誰か当てよう!みたいなキャンペーンがあり、解答してプレゼントに応募するためのハガキが一緒に入っている(中古で買ったけどちゃんと入っていた)。そのため、2巻では赤坂美雪の声が誰か伏せられている状態になっている。分かりそうで分からなかったのでググったら、あ~、声優に疎い自分でも知ってる人だった(ちなみにこの1年間、10年前後前のアニメは結構観たので、現在中堅以上の声優に関してはそこそこ覚えました。ただし、現在20代の若手声優については未だにほとんど分かりません)。というかその前にやってた「真・女神転生Ⅳ」でもある主要キャラの声で出てきてたので知らないはずが無いんだよなあ・・・。というかキャラの名前的にこれは狙った!?果たして誰でしょう?分かった人はハガキに書いて応募してね!キャンペーン期間は平成20年11月27日~平成21年1月31日までなのでお早めに!

 

 

 今回は以上!書きたいことが多かったので長くなるだろうなとは思っていたが、予想以上に長くなった・・・・。

 次回は「ひぐらしのなく頃に 絆(後編)」なのですよ。見るのです~! 

 

 

 

リンク

任天堂のサイトより

第一巻・祟

https://www.nintendo.co.jp/ds/software/chgj/

第二巻・想

https://www.nintendo.co.jp/ds/software/ch7j/

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

 https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/6571.html

 

 

(後編)

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

ゲームレビュー㊶ 真・女神転生Ⅳ

真・女神転生

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・発売日:2013年5月23日

・発売元:アトラス

CERO:C(15歳以上対象)

・自分のプレイ時期:2019年6月下旬~8月中旬、2020年2月中旬

・難易度評価:3

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 

 

 前回にも述べた通り、2019年のゴールデンウィークにゲオに立ち寄ったら結構なセールをやっていた。その時「BIOHAZARD REVELATIONS」と一緒に買ったのがこのゲーム。

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 僕はずっとRPGを食わず嫌いしていたので、メガテンシリーズというのもそれまでよく知らなかった。ある時ネットで3DSのおすすめソフトを紹介するみたいなサイトを覗いていたら、このメガテンシリーズがよく挙げられていたので気になった。壮大な世界観でなんか凄そうなので購入。RPGももう少しやってみたかったし。ここでポケモンドラクエを選ばずメガテンを選ぶところが僕のひねくれたところなんだよな。

 

 

 前置きはこれくらいにしてプレイ開始。最初は言っていることがよく分からないが壮大な感じのオープニングムービーが流れる。最初に「ナラク」なる場所でチュートリアル的なミッションが始まる。それが終わるとどんどんストーリーが動き出す。

 

 このゲームは基本的にダンジョン内ではどこでもセーブが出来る。つまり強敵と戦う直前にセーブしておけば、その場所から何度もやり直せるのだ。それまでやっていた初代FFではダンジョン内でのセーブが出来なかった。そのため、さすが現代のゲーム、親切なシステムだ!と思ったのだが、そうしなければならないそれ相応の理由がある。このゲーム、敵がやたらめったら強い。レベル上げをしなければ、敵の攻撃力がこちら側よりかなり高めに設定されている。そのため、自分の状態が不十分だった場合はとにかく死にまくる。各ダンジョンのボスではほぼ必ず苦戦することになる。こんなゲームで、セーブする場所が限られていたとしたら…。考えるだけでも恐ろしい。こうして序盤からメガテンの洗礼を受けることになる。

 

   ちなみに、このゲームではダンジョン内にいる魔物を「仲魔」にして自分のパーティーを増やしていくのだが、仲魔にするには交渉が必要である。交渉も毎回スムーズにいくわけではなく、金だけ取られて逃げられたり攻撃されたりすることもしばしば。ここがボールを投げるだけでいいポケモンと大きく違う点。仲魔となった魔物は、他の魔物と組み合わせる、いわゆる「悪魔合体」をすることで、使える技も増え、より強くなっていく。

  また、このゲームは戦闘中、基本的に敵の弱点を突くと自分の攻撃回数が1回増える。各ターンで一定数増やすことが可能なため、いかに連続して敵の弱点を突くかが重要なポイントとなっている。これによりドラクエなどにはない爽快感が味わえる。ただし、敵にブロックされる攻撃をしてしまうと、一気にこちらの攻撃回数を減らしてしまうので、敵の属性の見極めは大事。

 

 なかなかの衝撃展開も交えながらプレイすること約13時間、ようやく主人公たちが暮らしていた東のミカド国から、物語のメインとなる舞台、東京に到着。東京は色々あったためにメチャクチャになっている(説明が雑だがネタバレを避けたいので許してほしい)。ここからは東京を右往左往することで物語を進めていく。出てくる場所は大半が現実の世界にある場所がモデルになっているので、東京の地理に明るかったらより楽しめるであろう。僕は新潟県出身の田舎者なのでよく分からない場所もあったけれど。東京の地理が頭に入っていなかったら全体マップで迷うこともあるかもしれない。

 

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  東京を探索するには、駅などの主要な施設にあるターミナルを開放することも大切である。それを行えばターミナルからターミナルへとワープすることが出来るようになるので、移動が格段に楽になる。ちなみに、多くのターミナルには「ターミナルの番人」なる者がいて、バトルを挑んでくる。ここで勝利をしないとターミナルは開放されない。ちなみに、このターミナルの番人のCVが高木渉なのだが、結構いい味を出している。

 

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この声も高木渉

   このゲームは何度も選択肢が出てくるのだが、選択肢の選び方によって終盤の展開や見られるエンディングが変わる。この選択肢にはなかなか鬼畜なものも混ざっている。それにより、プレイ時間が50時間を超えて終盤に差し掛かった頃、ある問題が発生!

 大きな物事が終わってほっとひと息ついたある時、ホワイトメンが世界を無にすべきみたいなことを口々に言った後「世界を無にするか」みたいな質問がなされた。僕はまんまとそれに引っ掛かってしまい、「無にする」の方を選んでしまった。すると、しばらくしてからEDが流れた。まさかこれは…。

 そう、僕が選んだのはバッドエンディングになる選択肢だったのだ!そして僕は最初に戻されてしまった…。嘘だろ!?襲い来る虚無感・・・・。またあそこまでやり直さないといけない…。

 

 ただ、レベル等は引き継げたので、2周目は中盤過ぎまでほぼ無双状態であり、約14時間でもとの場所に戻ってこれた。

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2周目は最初からこの戦力である

 大学の期末試験のために7月終わり頃は中断期間となっていたが、だいたいのテストが終わった8月1日、プレイを再開した。目指すは19歳のうちにニュートラルルートのエンディングに到達すること。(この年の8月13日が僕の20歳の誕生日である)

 

 このゲームはエンディングが4つある。先程のバッドエンディングの他に、カオスルート、ロウルート、そしてニュートラルルートのエンディングがあるのだが、一応ニュートラルルートのエンディングが真のエンディングみたいな立場になっている。

選択肢の選択に偏りが生じるとカオスルートかロウルートに進んでしまうので、うまくバランスを取りながら選択していかなければならない。しかし、それもなかなか難しいので、ここでは攻略サイトに助けを借りて、ニュートラルルートを目指した。

 

 でもこのニュートラルルートが結構厄介。ゲーム中には、ストーリーを進めるためのメインクエストの他に、やってもやらなくてもどちらでも良いチャレンジクエストというものがあるのだが、ニュートラルルートを進めるにはこれを何個もクリアしないといけない。これがなかなか面倒だった。何時間もここで足止めして、気付くと僕は20歳になっていた。結局19歳のうちの攻略は無理だった。

 

  そうしてラストダンジョン。ここはかなり複雑な構造になっており、再び攻略サイトの助けを借りた。(ちなみにこのゲームでは、1周目のうちはほとんど攻略サイトは見ていないです。2周目に入ると見まくってますが)

 ラスボスもバンバン全体攻撃を繰り返してくる強敵であり、弱点属性もないため大苦戦。僕が下手だからかもしれないが、ほぼ倒すのは運ゲーみたいな感じになっていた。こうしてゲームオーバーを繰り返しながら戦うこと1時間以上、ようやく勝利!!真のエンディングを見ることが出来た。クリアまでにかかった時間は、1周目も含めると74時間、日付けは8月19日になっていた。6月25日から始まった長い戦いもようやく終わりを迎えたのである。

 

 さて、ここで4つあるエンディングのうち2つを見たことになるが、残りの2つは…。またいつかやろう、ということで僕は次のゲームに取りかかった。

 

 そして月日が流れること約半年。年が明けて2020年2月。第47回(!)で紹介する予定のゲームにが一段落ついたので、気分転換にと3周目を始めた。ここで目指すのはカオスルートのエンディング。終盤で戦う敵が違ってくるので、どうなるか楽しみであった。

2周目でのレベル等を引き継いで始めたので、終盤までずっと無双状態。主人公は途中で上限レベルの99まで達した。終盤、カオスルートに入るとなかなかの鬱展開が待っていた…。いやーこうはなって欲しくなかったな…。何はともあれ、3周目も無事クリアした。クリア時間は14時間ほど。

 ここからは余談。メインキャラの一人であるヨナタンのCVが神谷浩史なのだが、この3周目のプレイをしていた頃、僕はアニメ「夏目友人帳」と「斉木楠雄のΨ難」を観ており、この2作品の両方の主人公の声も神谷浩史であるため、一時期やたらと神谷浩史の声を聞くという訳の分からないことが発生した。そういや今年の正月頃から実家に帰った時に観ている「夏目友人帳」はあと5期と6期が残っている。次の帰省の時は時間がなくて観きれないので、夏休みに観ることになるかなぁ。似たような系統の話だと僕はどちらかと言えば「XXXHOLiC」の方が好きなんですけどね。

 

 「真・女神転生Ⅳ」のプレイ記は以上である。あれ?4周目(ロウルート)が残ってるじゃん。しないの?今のところはまだやってないね。いつかやるかもね。

 そしてこのゲームには「真・女神転生Ⅳ FINAL」という続編がある。現在こちらをやろうかどうか迷っている。いつかやるという方に心は傾いているのだけれど、結構先の話になるかもしれない。メガテンの世界観は嫌いじゃないので、もっと触れてみたいという気持ちはある。ただRPGは時間がかかるし、そしてSwitchを買ってしまったし…。まぁ、前向きに検討したいと思います。

 

 今回は自分でも驚くほど真面目に解説をした(つもりである)。そりゃあ、88時間もプレイしているんだから(大学入学後にやったゲームのプレイ時間ではかなり長い方)、その分思い入れはあるよ。ただし、次回から紹介するゲームは、ストーリーが全部終わるのにもっとかかっている。さーて、次回の記事も書くのが大変だぞ…。頑張らなくては。ブログ開設をしてからちょうど50回目という節目にあたるのだし。

それではまた。

 

〈リンク〉

 ・任天堂のサイトより

https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000013118

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/5091.html

・2枚目の画像引用元

https://www.youtube.com/watch?v=DfkwasBfV-E

 

 

〈次回予告〉

「はぅ~、お持ち帰り~!!」

 

 

ゲームレビュー㊵ BIOHAZARD REVELATIONS

BIOHAZARD REVELATIONS

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・発売日:2012年1月26日

・発売元:カプコン

CERO:D(17歳以上対象)

・自分のプレイ時期:2019年5月中旬~6月下旬

・難易度評価:3

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい  4、難しい   5、非常に難しい)

 

 2019年5月のゴールデンウィークのある日、GEOに立ち寄ってみるとある値段以上の中古ゲームを2つ以上買うと、結構な額値引きされるというセールをやっていた。この機会を逃すわけにはいかない!たまには今まで体験したことのないシリアスなゲームでもやろうかなと思い、初めてプレイするシリーズのゲームを2つ買った。そのうちの片方がこちらである。(もう片方は次回紹介するのでお楽しみに)

 

 僕はそれまでにバイオハザードをやったことがなく、そもそもホラーゲームをやったことがなかった。(「ルイージマンション2」はホラーゲームではないよね…)さらに、対象年齢が17歳以上のゲームもこれが初めて。かつて人一倍怖がりだった自分なので、ちゃんと進めることが出来るかどうか心配だったが、3DSのゲーム屈指の綺麗なグラフィックだと評判であり、期待も大きい。とりあえずプレイ開始である。

 

 不意に現れるゾンビを倒しながら船内を進んでいく。もっと脅しをかけてくるかと思っていたので、想定していたよりは怖くなかった。しかし、怖かったのはその難易度である。まだ序盤とも言えるエピソード3のボス、通信兵長に大苦戦!!大量に湧くザコ敵を対処しながら(そのザコも地味に強い)、高い耐久力と即死技を交えてくるボスと戦わなければならない。本当に何度死んだことか!序盤からこんなに苦戦するなんて、僕はバイハ向いてないんじゃないかと思わされた(モンハンでもそうだったように、僕は360°動けるアクションゲームは苦手である)。ゲームオーバーを繰り返しながら戦うこと約2時間、ようやく勝利!各エピソード終了後にリザルトとして死んだ回数やクリアタイム等が表示されるのだが、それによるとなんと19回死んだらしい(当時のツイートより)。いきなり苦しい戦いを強いられ、先が思いやられることとなった・・・。

 

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序盤の難関!通信兵長

 次のエピソード4ではレイチェル戦。部屋にレイチェルがゾンビ化していった過程が記されている日記が残されており、それがなかなか怖い。いや~ホラーだ・・・。それを読み終わるとレイチェルが登場。「いたいよ~~」と言いながら襲いかかってくるのでそこそこ精神にくる。頻繁に場所を移動するので苦戦するかと思われたが、ここではそこまで長い戦いにはならなかった(ゴリ押し感は半端ないが)。ただし、終盤レイチェルがザコ敵として出てくるようになると結構鬱陶しい。

 

 その後はある程度サクサク進んだが、中盤あたりで新たな問題が・・・。このゲーム、3D酔いしやすい・・・。30分程度プレイしていると気分が悪くなってくるのである。狭く、暗く、長い通路を頻繁に移動しなければならないミッションや、水中を泳ぐ必要のあるミッションは特に・・・。僕がいつもお世話になっているサイト「ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~」によると(僕のゴミみたいな解説が不満だったら、いつもリンクに貼ってるこのサイトも参照してね)、「船の中を舞台としたステージでは、荒れた海を航行する船の揺れを再現するためにカメラが微妙に動き続けている」とのこと。よく分からないけれどそのせい?最大の敵はゾンビではなく自分だったのだ。この3D酔いのピークは中盤であり、終盤はあまり起きなかった。

 

 戦いも後半戦に。途中、HPを回復してくれるハーブがほぼ無い状態でザコ敵が大量に湧きまくるミッションに突入してしまい、ここで再び1時間以上の長い足止めを強いられた(ハーブはうまく残しておきながら進めていかないと時々ピンチになるよ)。

 

 たびたび辛い思いをしながら、それでもコツコツと進めていきついにラスボス戦。動きが素早く、攻撃をうまく見切らないと地獄を見る。案の定ここでも大苦戦。ゲームオーバーを繰り返しながら死闘を繰り広げること約1時間以上、敵のHPが少なくなってきたであろう頃を見計らってバズーカをぶっ放しついに撃破!苦しい戦いも終わりを迎えた。ちなみにノーマルモードでのクリアであり、さらに難易度を上げたモードもあるようだが、もういいです・・・。クリアまでにかかった時間は確か11時間程度だったように記憶している。

 

 引き続き、ストーリーモードで出てきたステージを再構成して新たにミッションモード的な感じにした「レイドモード」に挑戦。10時間ほどはこれに費やしたが途中で嫌気が差し、またいつか続きをやろうということで一度中断。そのまま現在に至っている。

 その後、前々回書いたように「ファイナルファンタジー」の残りを終わらせ、次は先ほど書いたようにバイハと同時購入したあるゲームの挑戦を開始した。それは次回紹介する。

 

 ちなみに、対象年齢17歳以上のゲームをやるのはこれが初めてと書いたが、今後、そのようなゲームがもう一種類出てくる(2020年5月27日現在)。これがかわいい絵柄のくせしてバイハよりも怖かった・・・。このゲームも色々な面で初体験のことが多かったので、強い印象に残ったゲームである。こちらは第42回、第43回の前後編で紹介予定。

 

 次回のゲームも決して明るい内容ではないので、今後しばらく不穏なゲームが続く予定である。そう、今回から「ダークゾーン」に突入だ。まあそれは、新たなジャンルをどんどん開拓していったことの表れとも言える。2019年は自分にとって本当に開拓の年だった。

 色々と余談を付け加えるのもあれなのでここでひとまず終了。読んで頂きありがとうございました。

 

〈リンク〉

 ・任天堂のサイトより

https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000008447

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4565.html

 

 

〈次回予告〉

RPG初心者が、再び大作RPGに挑む・・・。

 

 

ゲームレビュー㊴ ゼルダの伝説 神々のトライフォース2

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2


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・発売日:2013年12月26日

・発売元:任天堂

CERO:A (全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2019年5月上旬

・難易度評価:2

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

ようやくレトロゲーム地帯を抜けた。久々に純粋な3DSのゲームである。とはいってももう7年くらい前のゲームになるのだが…。

 

このゲームも長年の間いつかやろうと思っていたが、思っているうちにどんどん時が経っていってしまったものの一つである。この年の2月に「ゼルダの伝説 夢をみる島 DX」をプレイし、もう一つくらいゼルダをやってみようかなということで手にしたのがこのゲームだ。「夢をみる島 DX」同様見下ろし型のゲームで、フィールドを行ったり来たりしながらダンジョンを見つけ、探索していく。

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

ちなみに、スーパーファミコンで発売された元祖「神々のトライフォース」は、このブログでも今まで出てこなかった通り未プレイである。現在Switch Onlineのおかげでやろうと思えばいつでも出来る状態にあるので、暇が出来たらやってみようと思う。ただし、「ゲームセンターCX」で有野が挑戦しているのを見たため、どんなゲームかは知っている。

 

このゲームの特徴は、何と言ってもリンクが壁画になって壁を移動できるようになるところだろう。これを駆使してダンジョンの攻略をしていく。従来作では行けないようなところも行けるようになるのでなかなか楽しい。

また、3DSということで、見下ろし型ながら高低差のあるマップも特徴である。

 

また、今作ではアイテムレンタル&購入システムにより、序盤からほとんどのアイテムを所持出来る。これにより、「夢をみる島 DX」のようにどこにあのアイテムはあるのだろうか、とずっと気にしながらプレイすることが少なくなった。(「夢をみる島 DX」は各ダンジョン等で順番に一つずつ手に入れながら行動範囲を広げていくという感じだった)ただ、これによってゼルダの醍醐味が無くなったと言えなくもないが…(そんなことを言えるほどゼルダをプレイしていないけど)。

 

難易度評価を2とした通り、ダンジョンの攻略はわりと簡単である。同じ年に発売された「ルイージマンション2」よりも簡単。ほぼ行き詰まることはないだろう。このゲームでは攻略サイトは使用しなかった。過去の作品をやってきた人にとっては物足りないかもしれないが、謎解きゲームが苦手な自分にとっては丁度いい難易度である。それにより、クリアまでにかかった時間も「夢をみる島 DX」の半分ほどである。ゼルダ初心者には良いゲームだ。(ただし、ほぼアクションゲームだった「4つの剣 25周年記念エディション」よりは頭を使うかも)

 

ストーリーも適度にショッキングで適度に感動出来るので良かった。ネタバレになるのでここではあえて語らないでおくが。

 

ハードモードなどのやり込み要素はあるが、これをやらずに次のゲームに移った。というか、ここで言う次のゲームは前回紹介した「ファイナルファンタジー」である。自分のプレイ時期の欄を見れば分かる通り、このゲームは「ファイナルファンタジー」の中断期間中にプレイした。まぁ、数日後には再び中断期間が訪れるのだが…。

 

さて、再度訪れた中断期間の元凶を作ったゲームを次回紹介する。お楽しみに。

 

 

〈リンク〉

任天堂公式サイト

https://www.nintendo.co.jp/3ds/bzlj/index.html

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4881.html

 

〈次回予告〉

ついに、本格的にゾンビと戦うときがやってきた…。

 

ゲームレビュー㊳ ファイナルファンタジー

ファイナルファンタジー


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・発売日:1987年12月18日(3DSバーチャルコンソール版、2013年12月18日)

・発売元:スクウェア(現、スクウェア・エニックス

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2019年3月上旬~3月中旬→(中断期間)→4月上旬~4月下旬→(中断期間)→5月上旬→(中断期間)→6月下旬

・難易度評価:3.5

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

  今回もレトロゲームである。ちなみに、やたらとレトロゲームが続く流れはひとまず今回で終わる。次回からは3DSのゲームが3回ほど続く予定だ。(とは言っても今となっては懐かしのゲームばかりだけど)

 

  さて、このゲーム回顧録も第38回目まで来たが、ここでようやく本格RPGが登場する。僕は以前RPGに勝手に苦手意識を持っており、そのためほとんどまともにRPGをプレイしたことがなかった(弟のポケモンをちょっとだけ借りてやっただけ)。しかし、ここで見る世界を広げてみるかということで、慣れないRPGの挑戦を決めた。そして選んだのはこの「ファイナルファンタジー」。大人気シリーズの記念すべき第1作目だ。レトロゲームということで今となってはシビアなシステムも多く、RPG初心者にはなかなか厳しい戦いとなった。

 

  僕は戦士、モンク、黒魔術師、白魔術師という最もオーソドックスなパーティーでプレイ。戦士は能力のバランスが取れており、攻撃の基本となる。モンクは最初のうちは攻撃力が低いが、中盤以降はどんどん攻撃力が増していき、最終的には攻撃の要となる。黒魔術師は攻撃魔法、白魔術師は回復魔法に長けている。

 

  攻撃力も魔法もお金も少ない最初のうちは気を抜くとザコ戦でとにかく死にまくる。序盤にまともな攻撃が出来るのは戦士だけで、あとはお荷物となりがち。また、セーブも基本的に町の中の宿屋でしか出来ないので(寝袋などのセーブ用アイテムはあるが、非常に貧しい最初のうちは手が届きにくい)、町から離れたところでピンチに陥ると面倒なことになる。城や洞窟などそれぞれの重要ポイントは結構町から離れていることが大半なので、迷うと結構厄介(レトロゲーム特有のマップなので行き先が分かりにくくなりやすい)。RPG初心者ということもあり、今回は序盤から攻略サイトを解禁。それに沿って進めていくことにした。


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  序盤~中盤で非常に厄介な敵となるのはゾンビ、グール、ワイトなどのアンデッド系の敵。しばらく行動不能にさせる「まひ」が最大の武器。まだ複数の敵を一斉に攻撃する魔法を持っていない序盤では、大量出現→パーティー全員まひ→全滅、といった流れが起こりやすい。最初のうちはトラウマ級の敵である。ダンジョンのボスよりも厄介かも。

 

  船、カヌーなどを入手し、着実に行動範囲を広げていく。自分のTwitterを見ると3月17日に火のクリスタルを入手している(物語の中盤ほど)。しかし、3DSの思い出記録帳を見ると、3月20日から4月7日まで長い中断期間が入っている。厳しい戦いが続いて嫌になったのか?この期間は他のゲームも全くプレイしていない。ここまでのプレイ時間は約20時間。

 

 4月8日に久々にプレイを開始した。物語は後半戦へ。飛空艇を入手し、世界をある程度自由に飛び回れるようになった。レベル上げを繰り返しながらちまちまと進めていく。途中でキャラクターがクラスチェンジし、見た目が変わる。そして5月7日、ラスボス直前までたどり着く。

 

 しかし、ここで再び長い中断期間に入る。ラストダンジョンは確実に大変なため、それを思うとやる気が出なくなってしまったのだ。この中断期間中は完全に別のゲームをやっていた(そのゲームについては第40回で紹介する予定である。お楽しみに)。そしてそのゲームも飽き始めた6月22日、ついに僕はケリをつけることにした。

 

 ラストダンジョン、その道中にはグリーンドラゴンなどの強敵が立ちはだかり、最初はラスボスにたどり着く前にパーティが全滅した。しかし、その度にレベル上げを繰り返し、ついにラスボスとご対面。しかし、道中で4人中3人がやられており、モンクがぼっちで戦いに挑むことになったが、呆気なく敗北。

 

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圧巻のラスボス戦!(敗北確定)

 その後、全体的にレベルを2~3ほど上げ、6月24日、4人揃った状態でラスボスに再挑戦!その戦いは緊張の持久戦。両者一進一退の攻防。頼むから即死技の連発はやめてくれ・・・と、祈りながらひたすら攻撃&回復を繰り返す。

 そしてついにラスボスに勝利!!かなり中断期間は挟んだが、3月6日から始まった長い戦いに終止符を打った。クリアまでの時間は約39時間。本当によかった・・・。

 

 攻略サイトを参考にしたとはいえ、RPG初心者には辛い戦いだった。やはり自分はRPGには向いてないんじゃないかと思うこともあった。しかし、それでもRPGの醍醐味は十分に味わえた。そして翌6月25日、僕は新たな大作RPGの挑戦を始めるのである・・・。(それについては第41回で紹介する予定。お楽しみに)

 

(余談)

ロックマン クラシックスコレクション」の回でも触れたが、初代FFの発売日の前日には初代ロックマンが発売されている。現在まで続く人気シリーズの第1作目が2日連続で発売されたと考えると感慨深いものがある(多少人気の差はあるようだが)。

 また、3DSバーチャルコンソール版が発売された日も、同じく12月18日となっている。狙ったのだろうか?

 

 

〈リンク〉

任天堂のサイトより

https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000018733

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3460.html

 

〈次回予告〉

絵になった人々を救うために、冒険が始まる。