風城峠の回顧録

ゲームや本、地学のことなど

ゲームレビュー54 星のカービィ 夢の泉の物語、星のカービィ3

 今回もSwitch Onlineでつまみ食いしたゲームの紹介、その中でも星のカービィシリーズの2作品を紹介する。

 過去にレビューした星のカービィシリーズのゲームはこちらから。

 

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星のカービィ 夢の泉の物語

・発売日:1993年3月23日

・発売元:任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年5月下旬

・難易度評価:2

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 ファミコン末期に発売された作品。ファミコンとは思えないほどグラフィックの書き込みや演出が豪華であり、何とオープニングにはカービィの絵描き歌のムービーが流れるという芸の細かさ。開発元の気合いが感じられる。

 

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最初に流れる絵描き歌のムービー。白黒でもかわいい。

 そして今作からお馴染みのコピー能力が追加されたゲームボーイの初代カービィは吸って吐いての攻撃のみ)。カービィの方向性がここでだいぶ固まったというわけだ。

 

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コピー能力を使って進めていく

 また、世界観も優しいが、ゲームシステムも優しい。ゲームの難易度はファミコンのゲームにしては低く、快適な難易度と言える。ゲームオーバーになっても復活がそれほど厳しくない。そもそもゲームオーバーになる回数も少ないだろう。個人的にとても優しいな~と思ったのはラスボス戦。多くのゲームのラスボスがそうであるように第一形態と第二形態があるのだが、第二形態でやられてしまいゲームオーバーとなってしまった。また第一形態からやり直しかな…と思っていたのだが(第一形態はこのゲームの中ではわりと難しいところ)、やり直すと何と第二形態から始まった。これはとてもありがたい!というわけで、ゲームがそれほど得意じゃない人でも、あまりストレスなく最後まで持っていけると思われる。ステージ数は多いが、自分でも3時間半でクリアできた。個人的に一番苦戦したのはワールド2のボスかな。

 

 また、クレーンゲームなどのミニゲームもあるなど、遊び心も満載。とにかく色々と豪華なゲームなので、カービィシリーズの初期展開にふさわしい名作である。

 

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カービィをつかんでうまく落とすと残機がUP!クレーンゲーム

 

〈リンク〉

任天堂公式の取り扱い説明書

https://www.nintendo.co.jp/clv/manuals/ja/pdf/CLV-P-HAAPJ.pdf

 ・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

星のカービィ 夢の泉の物語 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

 

 

星のカービィ3

・発売日:1998年3月27日

・発売元:任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年5月下旬~

・難易度評価:2.5(デデデ撃破まで。真のラスボスまでは推定3以上)

 

 スーパーファミコン末期に発売された作品。「あつめて!カービィ」もDS末期だったし、「毛糸のカービィ」の3DS版も3DS末期だったしで、カービィのゲームはハード末期に出されがち?

 

 先ほどの「夢の泉の物語」は褒めちぎったのだけれど、このカービィ3はどうも自分には合わなかった…。だからどちらかというとマイナスな印象の方が大きいのだけれど、ご了承頂きたい。

 

 このゲームの特徴はなんと言ってもステージ中にいる仲間と合体できること。仲間と合体することで、それぞれの仲間特有の動きや攻撃を楽しむことが出来る。コピー能力1つでも仲間ごとに攻撃方法が違うため、攻撃パターンが非常に多彩になった。仲間を利用してステージの謎解きをすることもしばしば。ただし、仲間システムの影響でやや面倒になった部分もある(後述)。

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サカナの口の中に入って進んだりも・・・

 グラフィックはふわふわとした感じで優しさに溢れているが、ゲームのシステムが優しさに溢れているかというとどうも…。

 まず難易度。ところどころ、カービィらしくない初見殺しや、慎重に進めなければいけない場面が出てくる。流石にロックマンほど厳しくないのでアクションゲームが得意ならサクサク進めることが出来るし、デデデを倒すまでならそこまで苦労はしないだろう。しかし、問題はここから。真のラスボスを倒すには各ステージで「ハートスター」を集めなければいけないが、攻略を見ずに自力で全て集めるのはかなり難易度が高い。とにかく入手条件が分かりづらく、そしてほぼノーヒントなのだ。攻略サイトを見て、こんなの自力で見つけるの無理じゃね?ってものばかり。

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例えばこのシーン。チュチュ(頭の上に載っているやつ)を仲間にして真ん中にいるやつを撫でるとハートスター入手の条件を満たす。こんなのわかるか~!

 途中クイズがぶっ込まれてくるステージがいくつかあり、そのステージに関してはクイズを3問連続で正解すればハートスターが手に入るのであるが、その難易度が鬼。まず、クイズが始まる前に説明など何も無く、辿り着いたら突然始まるため、初見時は気付いたら始まっていたということが起こりやすい。しかも、クイズは瞬間的な記憶力を問うものばかりなので、見逃したらほぼ終了。さらに、必ず3問連続で正解しなければならず、1問でも間違えると強制終了、もう1度ステージの最初からやり直してね、となる。Switch Onlineでは巻き戻し機能やどこでもセーブ機能があるので正直ズルし放題だが、正攻法でやるとなるとかなり厳しい。

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鬼畜の極みのクイズ

 また、本作の目玉である仲間との合体だが、合体すると動きにかなり癖が出ることが多いので、慣れるまでがなかなか大変。癖のある動きによる衝突や落下死も起きやすい。個人的にはカービィのみで進める方が好きかな・・・。これが一番合わなかった点でもある。

 

 というわけで、どうもやる気があまり出なかったので、たまに少しだけ進める、というのを繰り返した(他のゲームで忙しかったし)。そうしたら、事実上の1周目クリアであるデデデ撃破はプレイ開始から5ヶ月後になってしまった。さらに、1周目で攻略の手を借りずに集めたハートスターはわずか4つ。まだほとんどのハートスターが集まっていないに等しい。だから真のラスボスの姿はまだ見ていない。そいつと戦うのは一体いつになるのだろうか・・・。

 

〈リンク〉

任天堂公式サイト

https://www.nintendo.co.jp/n02/shvc/afjj/

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

星のカービィ3 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~【11/19更新】 - アットウィキ

 

 

 次回もSwitch Onlineでつまみ食い・・・ではなくて、多分Switch Onlineのレトロゲームで一番時間を費やしているゲームです。お楽しみに。

ゲームレビュー53 F-ZERO、す~ぱ~ぷよぷよ通

今回もSwitch Onlineでつまみ食い程度にプレイしたレトロゲームについて書いていく。今回はスーパーファミコンのゲーム2つを取り上げる。

 

F-ZERO 

・発売日:1990年11月21日

・発売元:任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:

・難易度評価:3以上

(1、簡単  2、普通   3、やや難しい   4、難しい  5、非常に難しい)

 

 現在からしてみれば非常にシンプルなレースゲームであるが、当時は画期的だったのだろう。マリオカートDSで育った僕はその感動についてはよく分からないけれど。

 

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時速400km超えの戦い

 そしてマリオカートDSでヌルく育った僕にとってはかなり骨太なレースゲームでもあった。グランプリの難易度がBEGINNERでもかなり苦戦する…。何故かと言うと、このゲームには残機があり、残機をなくさないように1つのグランプリをクリアしていくのだが、残機が無くなると強制的にグランプリが終了してゲームオーバーとなり、再びそのグランプリの最初からになってしまう。そして油断しているとあっという間に初期値3の残機が無くなるようなゲームシステムなのだ。

 

 このゲームには「パワーゲージ」なるものがあり、コース両側の柵や敵に当たるとそれがどんどん減っていく。いわゆるHPみたいなものである。無くなってしまうとマシンは爆発し、1機失うと同時にそのコースのレースは強制終了。最初からになってしまう(残機が無くなればグランプリ自体も終了)。途中で回復出来るポイントもあるが、回復量はスピードに反比例しており、ゆっくり走らないとたくさん回復しない。すると敵に抜かれてしまうというもどかしさ。さらに回復ポイントで敵に妨害されて、結局うまく回復出来なかったということもよくある。とにかくコース両側にぶつからないよう細心の注意を払って操作する必要がある。実際やってみれば分かるが、急カーブをうまく切り抜けるのが結構難しいので、予想以上にコースの両側に当たる。

 

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右側がパワーゲージ回復ポイント

 そして、パワーゲージの残りがいくらあろうと、ジャンプを失敗してコースアウトすると即爆発する。これが本当に辛いのだ。自分が下手くそなだけなんだけど、慣れないうちはジャンプ中に予想外のところに飛んでしまって爆発ということがよくある。今までの苦労が水の泡、ということになりかねない。

 

さらに、このゲームは最終ラップで3位以内にゴールしないと、そのコースをクリアしたことにならない。4位以下でゴールだと残機が減りもう一度となる。このゲームは1位を目指すゲームではなく、何としても3位以内を死守するゲームと言っても過言ではない。

 

 また、順位を争う敵機の他に、順位は関係なく、ただ妨害するためだけにいる敵もいる。コイツが要所要所で本当にウザい。敵機にやられてミスをするならまだいいが、妨害専門の敵のせいでミスをすると本当にイライラする。

 

 以上のように、アクションゲーム並みにシビアなゲームシステムなのだけれど、だからこそ熱中してしまうというのもある。下手くそなのでBEGINNERのKING LEAGUEの最後のコース、FIRE FIELDを未だにクリア出来てないが、いつか出来るように頑張りたいと思う。

 

 〈リンク〉

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

F-ZERO - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

 

 

す~ぱ~ぷよぷよ

・発売日:1995年12月8日

・発売元:コンパイル

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年5月中旬

・難易度評価:なし

 

 最初に言っておくが、僕はぷよぷよも苦手である(というかパズルゲーム全般苦手)。今回は自分のゲームの下手さをアピールするだけの回になってしまいそうだな…。「ぷよぷよ通」はゲームレビュー第32回「セガ復刻アーカイブス2」で少し触れてみたが、改めてその記事を読んでみたところろくなことが書いてないな…。

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 連鎖のコツが全然つかめない下手さなので、「やさしいぷよぷよ」でも途中で詰んでしまう始末。何かいい方法は無いものかとググってみたところ、「カエル積み」というのを見つけた。これは右端にとにかく積んでいって、そうするとたまたま起こる連鎖を狙うというもの(もう少しちゃんとしたやり方もあるのだが)。これはいけるのでは?と思い実践してみたところ、確かに何も考えなくても3連鎖くらいできるではないか!そのおかげで「やさしいぷよぷよ」はクリア。次に通常難易度のモードに移る。

 

 通常難易度のモードも、時々負けはするものの、この適当カエル積みのおかげでレベル3まではクリアできた。しかし、この適当な方法がいつまでも通用するわけはなく…。

 というわけでレベル4のウィッチで詰んだ。かわいい見た目してめちゃくちゃ強い…。その後このゲームに触れることはなく、放置となってしまっている。もっと上手くなる日は来るのだろうか?

 

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ほ~ほほほほ。

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もう頭が追いつかない速度・・・。


 

〈リンク〉

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

ぷよぷよ通 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

 

 

今回の内容は以上。

結構酷いレビューになってしまった気が…。まぁ、人間向き不向きはあるものですよ(逃走)。

 

 次回もSwitch Onlineでつまみ食いをしたレトロゲームを紹介する。あの人気シリーズの2作品が登場します。お楽しみに。

 

 

ゲームレビュー52 ロックマン11 運命の歯車!!

ロックマン11 運命の歯車!!

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発売日:2018年10月4日

発売元:カプコン

CERO:A(全年齢対象)

自分のプレイ時期:2020年5月上旬~下旬

難易度評価:ADVANCED、3   ORIGINAL SPEC 3.5

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 まさかロックマンの新作が出るとは。いや、出ないと思っていたわけではないけれど、まさか出るとは。発売日はいつだっけ。2018年10月4日?ちょうど僕が「ロックマン クラシックコレクション」に挑んでいてファミコンロックマンに苦戦していた頃ではないか。いやマジでロックマンを進めるのはしんどい。アクションゲーム下手くそなのにそういうのやってるからしんどい。さらにこの頃はそこまでロックマンに慣れていた訳ではないから尚更。だけど欲しいと思った。「ロックマン」というネームブランドに魅かれて。Switchを買ったら真っ先に買おうと思ったソフトの1つになった。

 

 さて、まずは僕とロックマンシリーズの戦いの歴史である。まずは2014年「ロックマンゼロ コレクション」に挑戦。翌年の2015年には「ロックマン5 ブルースの罠!?」に挑戦。さらに2018年8月~2019年2月にかけて「ロックマン クラシックコレクション」でロックマン1~4、6に挑戦。その難易度ゆえに苦しんだが、最終的には「ロックマン6?これ簡単では?」と思えるほどの腕前になった。

 

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 ロックマンシリーズに挑戦するのはそれ以来のこと。せっかく上げた腕も(というか上がったと言えるのか?)落ちているはず…。というわけで4段階ある難易度のうち、まずは2番目に低い「ADVANCED」で挑むことにした。

 

 しかしその「ADVANCED」も決して簡単な訳ではなく…という話は後回しにして、最初にゲームシステムの簡単な説明をしよう。

 大まかなシステムは過去作とほとんど変わっていない。ゲームの流れは8ボスを倒した後にワイリーステージに挑むというものだし、8ボスを倒せばそのボスにまつわる特殊武器を手に入れることが出来る、その武器は特定のボスの弱点にもなる、というのも同じ。また、7以降と同じく、道中にあるネジを集めるとショップでアイテムが買える(この時まだ7~10は未プレイだったので、7以降がそういうシステムであることは後で知った)。そのため、体力を回復するE缶などを買いまくってゴリ押しも可能だが、それを乱用すると面白味がなくなるので、そこは自制が必要。僕はE缶はどうしてもボスが突破できずイライラしたときにだけ使っている。

 

 さらに今作から(というか今作限定になるのか?)導入されたのが「ダブルギアシステム」である。発動させると自分も含めた周囲の動きを遅くさせる「スピードギア」と、攻撃力を上げる「パワーギア」があり、どれもゲージがたまれば一定時間使用できる。パワーギアは使わなくても何とかなるが、スピードギアは使わないと結構厳しい場面がある。

 

 細かいことは他にも色々あるが、それは別のサイトに譲るとして、ここからは自分のプレイ日記。先程も書いたように、まずはADVANCEDモードでプレイ。

 

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8ボス選択画面

 取りあえずまずは左上からということで、まずはブロックマンステージを選択。しかし、後ろから迫ってくる回転ノコギリ(?)に巻き込まれると即死するという難所があり苦戦…。その後も、上から落ちてくるコンクリートの塊?を避けながら不安定な足場を進む箇所があり、最初からなかなか容赦ないステージを選んでしまった。

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恐怖の回転のこぎり

 ブロックマンもなんと第三形態まである。このゲームでは、ボスもスピードギア、またはパワーギアを使って一時的にパワーアップしてくる。だからバスターのみで戦うのはなかなかしんどい。弱点武器を使えばどれも余裕になるのだが。1時間弱かけてようやくクリア。

 

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最初のボス、ブロックマン

 次に選んだアシッドマンステージは即死トゲ地帯の連続!水中でジャンプ力も上がっているため、精密な操作が求められる。こちらも45分かけてクリア。

 

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即死トゲだらけのアシッドマンステージ

 次に選んだのはトーチマンステージ。これがこのゲームの8ボスステージの最難関だと思う。かなりの速さで後ろから迫ってくる即死巨大マグマ地帯が全部で3箇所もある。それに加えて進みにくい地形と硬い敵!ちょっとつまずいたりしたら一気にマグマに飲み込まれてしまう。スピードギアを使ってもギリギリ。これ僕はスピードギアを使わずにクリアするのは無理だわ…。マジでこのステージは許さんって感じだった。

 しかも道中を苦労して乗り越えてもその先のトーチマンが激強…。この時点でトーチマンの弱点武器は持っていなかったので、大人しくコイツは後回しにした。

 

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トーチマンステージの火炎地獄

 代わりに選んだのはラバーマンステージ。ステージの多くがボヨンボヨン跳ねる風船で覆われており、ロックマン7をやった人ならスプリングマンステージを思い出すようなステージである(僕はロックマン7の方を後にやったので逆の印象を受けたが)。風船のせいで思うように進めないこともありやや時間がかかるが、それまでのステージのように悪質な即死トラップは少ないので、そんなに苦労はしなかった。

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メルヘンチックな世界観?ラバーマンステージ

 ラバーマンはCVが田村ゆかりさんなので声がやたらめったらかわいい。これもある意味集中力を削いでくる武器になっているような気が。まぁそんなに激しい攻撃はしてこないので、弱点武器なしでも比較的楽に倒せた。

 

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ラバーマン(これは初回プレイ時の画像じゃないので、弱点武器持ってるじゃねーかというツッコミはなしで)



 ここから先はボスから得た特殊武器が揃ってくるので攻略のペースが速くなる。フューズマンステージ、ブラストマンステージ、ツンドラマンステージ、パイルマンステージ、そして後回しにしていたトーチマンステージと、1ステージ30分以内で次々にクリア。

 嫌らしい即死地帯も、この中ではツンドラマンステージの、風に吹かれながら連続ジャンプするところくらいしかない。正直、このゲームで難しい方のステージを最初の方に連続して選んでしまったようである。何というくじ運の悪さ…。取りあえず8ボスステージはこれにて終了した。

 

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追い風に吹かれながら危険地帯を進め!ツンドラマンステージ

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よくわからんものが縦横無尽に飛んでくるパイルマンステージ


 しかし、その次に待ち構えていたワイリーステージ1がなかなかの地獄だった…。とにかくロックマンを穴に落とそうという意思が感じられる嫌らしい敵の配置。弱点武器を駆使しないとなかなか大変。さらにシリーズ恒例の点滅ブロック地帯・・・。そしてボスはかの黄色い悪魔、イエローデビルである・・・。分裂攻撃のスピードはさすがに初代よりは遅いけれど、攻撃パターンは増えており、相変わらず厄介な相手だ。このステージのクリアには1時間半かかった。

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シリーズ恒例、点滅ブロック地帯

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悪意のある配置の敵

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黄色い悪魔、イエローデビル

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パターンを覚えろ!分裂攻撃




 次のワイリーステージ2はクリアに50分かかった。ワイリーステージ3はボスラッシュだが、弱点武器さえ持っていれば案外余裕。

 そしてついにDr.ワイリーとの戦いである・・・。しかし、今作のDr.ワイリーはシリーズの中でもそこまで難易度が高い方ではない。E缶が1個あれば比較的楽に倒せるであろう。

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Dr.ワイリーとの決戦!

 というわけでADVANCEDモードでロックマン11を無事クリア!クリアまでにかかった時間は8時間38分。

 引き続き、今度はORIGINAL SPECモードでもう一周することにした。中間ポイントの数が減ったり、被ダメ量が増えたりとやりにくくなっているが、もう1周クリアしているので、特別引っかかることもなかった。ただしトーチマンステージは許すまじ。この2周目にかかった時間は7時間29分。EXPERTは……別にいいか(笑)。

 

 さて、このゲームにはミッションモード的なものもついている。いわゆるタイムアタックが多いのだが、このタイムアタックにも時間制限があり、僕のような下手くそで何度もミスをするような人だと普通に時間切れになってしまう。ORIGINAL SPECを基準にしているので、ミスをするとかなり前まで戻されるし。

 もっと短時間で終わるミッションもあるが、その中に「ボヨヨンリフティング」というものがある。ラバーマンステージなどに出てきたやたら弾む敵ボヨヨンを床に落とさないようにタイミング良く撃つのであるが、これがどうしても4回までしかできない!やっぱりリフティングと名のつくものはゲームの中でも苦手だなあ・・・(学年最下位を争うレベルの球技音痴です)。

 

 という訳で、最新機種でもロックマンロックマンであった。今ではAmazonで元値よりかなり安く買えるので、気になる方は購入してみても良いだろう。

 ちなみに、この記事を書くために(というかスクリーンショットを撮るために)、ADVANCEDモードで3周目をプレイした。5ヶ月振りのプレイだったが、身体が覚えているのか、その後にやったロックマンXシリーズやロックマン7~10、悪魔城ドラキュラシリーズのおかげでアクションゲームの腕が多少は上がったのか、8ボス撃破まで2時間、ワイリーステージに1時間と、計3時間でクリアできた。特にかつてかなり苦戦したワイリーステージ1の道中を1ミスでクリア出来たのは自分でも惚れ惚れした。これがロックマンの醍醐味である。最初は地獄だが、繰り返しプレイすればするほど上達が感じられて楽しくなっていく、そんなゲームだと思う。

 

 

〈リンク〉

カプコン公式サイト

CAPCOM:「ロックマン11 運命の歯車!!」公式サイト

 ・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

ロックマン11 運命の歯車!! - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

 

次回は再びSwitch Onlineでつまみ食いしたレトロゲームの紹介です。お楽しみに。

ゲームレビュー51 ドンキーコング、アイスクライマー、イー・アル・カンフー

 Switch Online加入後、いくつかファミコンスーパーファミコンのゲームをつまみ食いしてみた。その中で、現時点で記事が書けそうだなと思ったものだけ書いていくことにする。

 正直今回紹介するゲームもつまみ食い程度にしかやっていないが、歴史的にわりと重要では?と思ったものでもあるので取り上げておく。

 

ドンキーコング(FC版)

・発売日:1983年7月15日

・発売元:任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年3月中旬

・難易度評価:3(1周目クリア)

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

  ファミコンで最初に出たゲームであり、さらにマリオの初登場作品でもある。ゲームの歴史の上で重要なゲームでもあるので一回やってみたかった。

 

 転がってくるタルや敵を避けながら、最上部を目指すというゲーム。マリオと言えば高い機動性であるが、このゲームではそれがない。移動速度は遅く、ジャンプ力も低い。特に転がってくるタルを適当に飛び越えようとすると確実に当たるので、ギリギリのところで飛び越えるという、綿密な操作が求められる。

 また、自分の身長より高いところから飛び降りると死亡する。ハシゴをちょっと踏み外しただけで死ぬということは日常茶飯事だ。2面ではリフトからの死亡もよくある。この手の話ではよく「スペランカー」が取り上げられるが、これも似たようなものである。

 

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1面

 ただし、この低い機動性により鬼畜ゲーになっているかというとそうでもない。慣れればちゃんとゴールまで辿り着けるようになる。ハンマーを取れば一定時間無敵になれるので、それを有効活用するのも手だ。全部で3面で、それがループしていくので、1周するだけならそれ程時間はかからないだろう。限られた能力でいかに進めていくかを楽しむゲームだ。現在でも、ミニゲームとしてなら普通に楽しめる良作である。

 

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3面をクリア。この後2周目が始まる

〈リンク〉

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

w.atwiki.jp

 

 

 

アイスクライマー

・発売日:1985年1月30日

・発売元:任天堂

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年3月中旬、2020年10月下旬

・難易度評価:3(1周目クリア)

 

 3月中旬に少しだけ手をつけて放置していたゲームだが、この記事を書くにあたって改めてプレイしてみた。

 

 氷を砕きながらゴール地点まで登っていくゲーム。全32面で、32面をクリアするとエンディングも特になしに2周目が始まる。残機がなくなるとゲームオーバーになってタイトル画面に戻されるが、そのままもう一度スタートすればゲームオーバーになったステージから始まり、しかもコンティニューの回数制限はないので、この時代のゲームとしては優しいシステムである。

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ステージの例

 見た目だけだとそこまで難しくなさそうだが、この主人公はジャンプにとても癖があり、ジャンプ中の横制動が非常に小さい。そのため、乗り移りたいところにギリギリまで寄ってからジャンプする必要がある。ジャンプ中の微調整もほぼ出来ないので、とても小さい穴に落下することもかなりある。これにいかに慣れるかが攻略のカギである。

 

 さらに、せっかく空けた穴をアザラシが埋め戻しに来る。塞がれると余計な手間が増えることに。再び穴を空けるもその上にうまく跳び移れず、モタモタしているとまたアザラシに穴を塞がれてしまう、というスパイラルに陥りやすい。ただ、アザラシが穴を埋めに来るというシステムを利用して、自分が立っている周囲の穴を埋めさせ、下が安全になってから上に跳び移るというようなことも出来る。アザラシは時に敵になり、時に味方となる。

 また同じところに長い間とどまり続けると、シロクマが大地を揺らして強制的に画面が上に上げられる。その時画面中の最下層にいると巻き込まれて死ぬので注意。

 

 ステージの最後には、毎回ボーナスステージが出てくる。頂上まで行ってコンドルに掴まれば成功だが、一回でも下に落ちたり、時間切れになるとボーナスは獲得出来ない(ただし残機は減らない)。僕は最後まで下手くそだったので、ボーナス獲得は13面でしか成功しなかった…。

 

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ボーナス面

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コンドルにつかまれ!(これが僕の唯一の成功・・・)



 操作性がかなりシビアだが、1ステージが短く、さらに無限コンティニュー可能なので、1周目を終えるだけならそれ程難しくない。そういう意味では手軽に楽しめるゲームである。なお、このゲームは2人プレイが楽しいらしいが、やってないのでここでは割愛する。

 

〈リンク〉

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~ 

 

w.atwiki.jp

 

 

 

イー・アル・カンフー

・発売日:1985年4月22日

・発売元:KONAMI

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:2020年5月上旬

・難易度評価:3(1周目クリア)

 

 格闘ゲームの元祖とも言われる、キックやパンチなどを使いながら1対1で敵と戦っていくゲーム。全部で5人の敵がいる。1人目、2人目は大したこと無いが、3人目の鎖使いが攻撃、防御ともにやたら強い。4人目、5人目は3人目と比べると弱い。5人全員倒すと1人目に戻り2周目が始まる。

 

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一人目

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一番強い?三人目

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2周目になると会場が青くなる



 このゲームといえばガバガバな当たり判定である。飛び蹴りなどは相当深く切り込まないと当たったことにならない。「えっ、今当たったよね?」と思うことが多発する。正直当たるかどうかは運みたいなものである。しかし、これが全部当たってしまうと、ヌルゲーになってしまうので何とも言えないところ。ちなみに敵側の当たり判定はほぼ正常。ずるい。

 

 前述のように正々堂々…とは言えないが、シンプルながら白熱した勝負が楽しめる。こちらもミニゲームとしてプレイすれば現代でもなかなか楽しい。気になる人はやってみてもいいかも。

 

〈リンク〉

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

w.atwiki.jp

 

 

 今回はファミコン初期のレトロゲーム3本を紹介した。現代からしたら非常にシンプルであるが、そのシンプルさゆえに気軽にプレイ出来るので、気晴らしにはちょうど良いと思う。まぁ何周も進めるガチ勢になろうとしたらそれはまた大変ですけどね。

 

ゲームレビュー㊿ 「魔界村」敗走記

 Nintendo Switch購入から1ヶ月近く経った後、僕はNintendo Switch Onlineに加入した。別にネット対戦がしたくて加入したわけではない。加入した理由はただ1つ、ファミコンスーファミのゲームをやりたかったからである。

 

 加入すれば、そこに入っているゲームはやり放題。しかもかなりの量のゲームが入っている。3DSバーチャルコンソールで1つずつ買うよりも相当お得。ゲームプレイのハードルが下がるのも良い。

 

 早速いくつかつまみ食い的にプレイした訳だが、気になってはいたものの、恐れをなして3DSバーチャルコンソールでは買わなかったゲームがある。それが「魔界村」「超魔界村」である。

 

魔界村

・発売日:1986年6月13日

・発売元:カプコン

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期

・難易度評価:5(推定)

(1、簡単   2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 魔界村シリーズは高難易度で有名なゲームシリーズである。辛いのが主人公の能力。基本的に敵に2回当たると死亡だし、しかも敵に当たるとノックバックしてそのまま穴にまっ逆さまという事故も多発。さらに厳しいのはジャンプ。マリオやロックマンは、ジャンプ中に微調整が可能なので、直感的な操作が可能だが、魔界村は一度ジャンプをしたらもう微調整が出来ない。つまり、ジャンプミスして「しまった!」と思っても、入力後は立ち直る術がないのだ(マリオやロックマンはまだ踏ん張れる可能性がある)。これがあるのと無いのでは操作の難易度は雲泥の差である(ちなみに初期の「悪魔城ドラキュラ」シリーズも、基本的にジャンプ中の微調整が効かない)。さらにキツいのはコンティニュー制限があること。バーチャルコンソールやSwitch Onlineならどこでもセーブ出来るが、オリジナルのものはそれが出来ないので、僕はクリアできる気がしない。だから有野は凄い。ゲームがバカ上手いADに手伝ってもらったとしても凄い。

 

 さて、こんな魔界村シリーズであるが、特にファミコン版は異常な難易度を誇る。1面目から凶悪な敵、レッドアリーマーが出現し、ゲームセンターCXで有野は1面をクリアするのに5時間以上費やした。2面以降の難易度もとにかく狂っている。というか僕は魔界村は1面で嫌気が差してやめた。レッドアリーマーの場所は20分くらいで越えることが出来たので、「これいけんじゃね?」と思ったけれど、後半の上下に浮遊&突進する敵ラッシュでもう面倒になった…。残機が無くなると最初からだし…。取りあえず魔界村の攻略は今回はしないでおこう、と思った。

  

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いきなり地獄の1面

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宿敵!レッドアリーマー

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もう嫌になりました・・・。



 しかし、どうもスッキリしないので、今度はスーパーファミコンで出た「超魔界村」を試してみた。

 

 

 

超魔界村

・発売日:1991年10月4日

・発売元:カプコン

CERO:A(全年齢対象)

・自分のプレイ時期:

・難易度評価:4(1周目のみ)

(1、簡単   2、普通  3、やや難しい  4、難しい  5、非常に難しい)

 

 こっちはちょっと腰を据えてやってみようかなと思った。しかし、コンティニュー制限は辛いので、各ステージをクリアしたらその時点でセーブをすることにした。Switch Onlineではどこでもセーブ出来るし、しかもミスったら少し巻き戻しまで出来るのだが、それを多用するとどんなゲームでもヌルゲーになって面白味がなくなるので、ステージ中のセーブや巻き戻しは我慢。

 

 超魔界村では2段ジャンプが出来るようになり、FC魔界村よりはジャンプ中の操作の幅が広がったが、ジャンプ中の微調整が出来ないのは相変わらずなので、厳しいのに変わりはない。むしろそれによるミスも発生する。

 

 さて、超魔界村だが、こちらも1面から敵の攻撃が激しく大苦戦!敵の攻撃パターンを覚えながら少しずつ進んでいく。ボスまで倒してクリアするのに1時間半かかった。1面から1時間半…。ボスがそこまで強くないのが救いだが、道中が本当に大変。

 

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新たなる戦いの始まり

 2面も同じく難関ステージ。特に後半の強制スクロールが地獄。適切に攻撃&ジャンプしないとトゲや敵に当たり落とされまくる。これも少しずつ覚えて進んでいくしかない。ここも1時間半くらいかかった気が…。

 

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イカダの強制スクロール

 3面は前半の、炎の上の出たり入ったりする小さな杭を渡っていく場所がとにかく辛い。絶妙に2段ジャンプを駆使していかないと次の杭に渡ることが出来ない。さらに中盤にはレッドアリーマーがいるし…。後半は前半と比べると楽、というか今までで一番楽なところだったかも…。

 

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見た目以上にここは難しい

 4面前半はSFCの目玉機能、画面全体の回転を豊富に使ったステージ。敵の激しい攻撃をかいくぐり、回転を堪能しながら(ただしんどいだけなんだけど)進んでいく。後半は画面が左右に揺れる場所を進んでいくのだが、やばい、これは長い時間やったら酔うやつだ!短期決戦にしないと!と僕の本能が呼び掛ける。そのお陰で覚醒したのか、なんと一発でクリア!ボス戦も緊張したがこちらも一発で倒せた。良かった…。

 

 5面は中盤にレッドアリーマーがいる以外は、このゲームで最も楽なステージな気がする…。ゲームも後半に差し掛かった時に突然訪れた骨休め。

 6面はレッドアリーマー3連戦が待ち受ける!再び1時間半ほどここで停滞…。ステージが短かったのが救い。

 

 そして7面。1周目の最終面なのだが、ここでもうやる気が無くなってしまった…。実は、このゲームは7面をクリアしてエンディングが見られるという訳ではない。7面をクリアすると、なんと1面に戻されてしまう、つまりより難易度が上がった2周目が始まるのだ。2周目の8面で真のラスボスを倒してようやくエンディングとなる。ただ、僕はそこまでする気力が無くなった。7面までたどり着いただけでもう満足してしまった。これでも良くやった方だよ。

 

 というわけで、現在「超魔界村」は放置状態になっている。FC魔界村に至っては知らねーって感じ。ただ、超魔界村は頑張ればクリア出来そうな難易度だ。アクションゲームの腕に自信がある人は是非やってみて欲しい。

 

 

(リンク)

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

魔界村 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

超魔界村 - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ

 

・画像引用元

https://www.youtube.com/watch?v=aFlg40QKtFY

https://www.youtube.com/watch?v=ccORlBQ0WDs

ゲームレビュー㊾ ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(後編)

前編はこちら

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 前回はゲームの大まかな流れを説明した。しかし、このゲームはやり込み要素が山ほどあるので、それだけだとどうしても説明が足りない。ということで、今回はやり込み要素についていくつか取り上げようと思う。大学の講義風に言うと、前回はゼルダbotw概論だったが、今回は詳論である(とは言ってもそこまで詳しく説明するつもりもないが。内容が足りねぇなと思ったら別サイトを参考にして欲しい)。

 

 さて、前回メインミッションをほぼクリアしてゲームを堅実に進めても、ストーリークリアまでは50時間程度で終わると書いた。しかし、自分は現在このゲームを100時間以上プレイしてるし、何ならそれは少ない方で、何百時間もプレイしている人なんかザラにいる。最近ゲームのやり込みは面倒だなーと思い始めた僕でも、50時間ほどやり込みに費やしている。それほどやり込みの主張が強いというか、その量に圧倒されるというか、何もやり込みをしないのは違うなと思わせてくるのだ。では早速やり込み要素について説明していこう。

 

 

試練の祠

 前編でも説明したが、試練の祠が全部で120個もある。そのまま入れるものもあれば、「ほこらチャレンジ」をクリアしないと地上に現れないものもある。その中は、謎解きダンジョンとなっているもの、敵(ガーディアン)と戦うもの、そのままゴールのものがある(ただし、入ったらすぐゴールのものは、ほこらチャレンジの後に出てきた祠がほとんど)。自力で見つけていくのはなかなか大変だが、少しゲームを進めると手に入るシーカーセンサーは、未発見の祠に近づくと音で知らせてくれるため、祠探しのヒントになる。ただし、それがあってもなかなか見つからないことが多い(地中に隠れているのも含んでいるため)。

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新しく見つけた祠は赤く光る

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クリアした祠は全体が青く光る


 

 ほこらチャレンジはフィールドにいる人に話し掛けることで追加されることが多い。祠の中には、武器の入っている宝箱もあるため、そういうのを手に入れるために入るのもありだ。

 また、巨大な古代遺跡の迷路を祠目指して進んでいくというチャレンジもあり、非常にバラエティに富んでいる。

 ちなみに、自分はこれまで90個の祠をクリアした。ほこらチャレンジは、42個中21個までクリア済み。

 

 

ウツシエの記憶

 一応メインチャレンジとなっているが、別にクリア必須なものではない。これをクリアしたから能力が上がるというものでもない。だから実質やり込み要素みたいなものだ。

 渡された写真に写る風景を頼りにそれが撮影された場所に行くと、ゼルダとの思い出が蘇るというものである。写真は全部で12枚+1枚。ヒントなしでは、世界の風景をかなり把握していないとその場所に辿り着くのは難しい。一応ヒントをくれる人物はいるが、そいつも出現する場所がコロコロ変わるので、その人に会うのも大変。ただ、何だかんだ10枚ほどは攻略サイトに頼らず自力でクリアできた。山並みや城の写っている角度等に注目して写真の場所に辿り着こう。

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渡される写真の例

 

 

ミニチャレンジ

 ストーリークリアに関係ないチャレンジが通常状態でも77個もある。これも世界にいる人に話し掛けると出来るようになることが多い。楽なチャレンジもあれば、攻略法を見ないとなかなか厳しいものもある。自分は現時点で42個クリアした。

 

 

コログ探し

 世界にはコログがなんと900体も隠れている。これはマジでアホ。そんなの全部探せるかー!自分は127体見つけたところで止まっている。

 コログは石を持ち上げたり、規則正しく石などを置いたり、的を弓矢で射ったり、時間内に空中に出現する輪の中を駆け抜けたり、走りまくっているコログに触れたりと、様々な方法で出現する。山の山頂にはコログがいることが多いので、取りあえずそいつらから見つけていくと良いだろう。

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石が輪のように並んでいる。輪の途切れたところに近くにあった石を置くと・・・

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コログ出現!

 


 

ハイラル図鑑

 世界中に置いてある武器や道具、モンスターや植物、動物などを撮影していくと、それがハイラル図鑑に登録され、その情報を見ることが出来る。ちゃんと近づいてピントを合わせて撮影しないと図鑑に登録されない。特に小さくて近づくとすぐ逃げる鳥や虫などは撮影難度が高い。ちなみにハテノ研究所に行けば図鑑の情報を買うことが出来る。カースガノンなど撮り逃したモンスターはそこで情報を買うと良いだろう。ちなみに自分はストーリーの中盤くらいまでこのシステムに気付かなかったので、結構撮り逃した敵や武器がある。

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武器を撮影。まだ撮影していない武器では橙色の枠が表示される(撮影済みのものは青色)

 

 

マスターソードとコログの森

 ハイラル城内で威力が上がるマスターソードは、迷いの森を抜けると手に入る。迷いの森は適当に進むと霧が濃くなっていって始めの地点に戻されてしまうが、ある道具を適切に用いることによって奥に進めるようになる。そこを抜ければコログの森だ。そこではマスターソードを手に入れたり、コログしれんで遊ぶことが出来る。

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迷いの森

 

 他にもやり込み要素はたくさんあるが、キリがないのでこれぐらいでやめておく。主要なやり込み要素は一通り紹介し終えたはずだ。またプレイを再開し出したら、気分次第で追記をするかもしれない。というわけで今回は以上である。本当に素晴らしいゲームなので、気になったら是非プレイしてみて欲しい。

 

(完)

 

〈リンク〉

 

任天堂公式サイト

www.nintendo.co.jp

 

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

w.atwiki.jp

 

 ・Amazon

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: Video Game
 

 

 

 

ゲームレビュー㊽ ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(前編)

ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド

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・発売日:2017年3月3日

・発売元:任天堂

CERO:B(12歳以上対象)

・自分のプレイ時期:2020年2月下旬~5月上旬

・難易度評価:3

(1、簡単    2、普通   3、やや難しい   4、難しい   5、非常に難しい)

 

 

 

 ゲームレビューの新作を書くのは約3ヶ月振りとなる(7~8月のロックマンの記事はただの再利用)。それにしても47回も今まで良く書いたものだ。自分でも感心してしまう。感心出来るような内容は書いていないかもしれないけれど。

 あとブログを開設してから1年が経過した。ここ3ヶ月なんかは明らかにサボっているので、継続的に続けているとは言い難いけれど、それでも60ほどの記事を書けたのはよくやったと思う。これからもネタが尽きるまでマイペースに続けていきたい。

 

 さて、今回からついにNintendo Switchでプレイしたゲームの紹介となる。2020年の2月20日頃、僕はSwitch Liteを購入した。当初は普通のSwitchを買ってテレビに繋いでやろうと思っていたのだが、この時既に普通のSwitchは品薄状態になっていたので、Switch Liteを購入したのである。結局任天堂の携帯機専門の人間であることに変わりはなくなった。まぁ、自分のゲームのプレイスタイルから考えると、Switch Liteで良かったかなと思う。いちいちテレビに繋ぐのは面倒だしね。Liteでもわりと画面が大きかったので満足。あと、僕は2Dアクションをよくやるので、十字キーがついているのは非常に評価できる(普通のSwitchを買ったらスーファミコントローラーでも買おうかなと思っていた。結局その必要がなくなったのでありがたい)。

 

 そんな僕がSwitchでやるゲームとして一番最初に選んだのが「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」である。ゼルダの伝説シリーズをプレイするのは「4つの剣 25周年記念エディション」「夢をみる島DX」「神々のトライフォース2」に続いてこれで4つ目。そして3Dゼルダは今回が初めてである。

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 僕は 、これをやるためにSwitchを買ったと言っても過言ではない。僕はずっと携帯機専門の人間だったので(実質今もだけど)、オープンワールドのゲームに非常に憧れがあった。3DSオープンワールドのゲームを作るのはスペック的になかなか厳しい。「レゴシティ アンダーカバー チェイスビギンズ」のように疑似オープンワールドのゲームはあるが、やっぱり何か違う。グラセフのように画面に映るところどこでも行きたいのである。

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 だから、このゲームをプレイした当初は非常に感動したのは言うまでもない(何年遅れの感動だよって言われそうだが)。どこにでも行ける。崖も登れるし、パラセールを入手すれば空も飛べる。地形を自由自在に駆け回れる、こういうゲームを僕は求めてた!(何しろ据え置き機がなかったから!強いて言えば真面目にやったのはマイクラくらい!)

 

shikakuyama.hatenablog.com

 

 ただし、本当に最初からどこでも行けるというわけではない。ミッションをクリアしてパラセールを入手しないと始まりの台地から外には出られないし、他にもそれ相応の準備をしないと行けない(行けたとしてもそのうち死ぬ。暑いところや寒いところなど)場所がある。そこまで甘い世界ではないのだ。雨が降ると滑って非常に崖が登りづらくなるし。それに雷が加わって自分に直撃したら大ダメージ必至。環境に応じて適宜服装を変える必要がある。そして体力等が減少したら手に入れた食材等で回復。まさにサバイバルだ。

 

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空を飛んでどこへでも

 基本的なゲームの流れは、マップ上に散在している「試練の祠」に寄って体力やスタミナを上げながら、与えられたミッションをクリアしていくといった感じ。とはいってもこのゲームは自由度が高いので、強者は最序盤以外は祠に寄らずにそのままラスボス戦に挑むことも出来るが、僕はヌルゲーマーなので堅実に体力とスタミナを上げて、順番にミッションをクリアしていく。

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初めて見つけた祠は赤く光っている

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クリア済みの祠は全体が青く光る

 さて、この祠だが、中にはちょっとした謎解きダンジョンがあったり、敵(ガーディアン)がいたりする。このダンジョンはそれほど長くはないけれど、結構頭を使うものが混ざっている。最初の頃、コツを掴むまでは1つの祠に20分以上かかることもしばしば。慣れてくるとテンポ良くクリアできるようになる。また、祠にいるガーディアンの強さには何段階かあるが、強いものは序盤では余程上手い人ではない限り歯が立たないはずだ。無理だと思ったら大人しく後回しにしよう。

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祠の中の例

 

  祠は分かりづらい場所にあることが多く、祠自体を見つけることがミッションになっている場合もある。これを「ほこらチャレンジ」という。ヒントを頼りに適切な行動をして、地面に埋もれている祠を出したり、既に見えている祠にどうにかして辿り着いたりと、その内容は様々。特に、周囲の花を踏まないように祠に辿り着けという内容のチャレンジがあるが、そこにいる花を踏まれるとキレるババアには強烈なものがある。

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お花摘むのが好きだった 今じゃどいつもこいつも所有権♪(元ネタ知らん人はググれ)

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いや、摘んだら殺されるかも・・・

 

そして祠の挑戦を見事かいくぐると、その奥で「克服の証」がもらえる。この克服の証は、4つで体力ゲージが増える「ハートの器」か、いわばスタミナであるがんばりゲージを増やす「がんばりの器」1つに交換出来る。つまり、最低でも4つの祠の挑戦をクリアしないと体力やスタミナが増えない。体力やがんばりゲージが少ない序盤は厳しい戦いを強いられるが、祠を巡ってそれらを増やすことで徐々に冒険が快適になってゆく。なお、試練の祠は全部で120箇所もある。後述するが、このゲームはやり込み要素の数の桁が違う。

 

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ここで「克服の証」がもらえる

  始まりの台地から外に出て、ストーリーをしばらく進めていくと、4つの村に行って、そこの神獣の中にいるカースガノンを倒せという命令が出る。この4つの村に向かう道中でこの世界の広大さが良く分かるはずだ。初期段階では世界の地図がほぼ空白となっているので(各地域ごとにある塔に上ればその地域の地図をゲットできるが、中には上まで上るのに一筋縄ではいかない塔もある。そこも頭の使いどころ)、印を頼りに道なき道を突っ走ることになる。途中、狙いを定めた後に射撃をしてくるガーディアンに襲われて死ぬこともしばしば。コイツは倒せる武器をろくに持っていない序盤ではかなりの強敵となる。うまく物陰に隠れてやり過ごすしかない。

 

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序盤最大の敵、ガーディアン


 神獣は水、風、炎、雷の4種類がいる。それぞれそれらがいる近くの町でミッションをこなした後、中に入って謎を解きながらダンジョンを進み、最後にカースガノンと戦うことになる。神獣に辿り着くまでも大変だし、辿り着いた後も大変。神獣はどの順番で攻略しても良い。自分は水→雷→炎→風の順番で攻略した。ただし、4体のうち雷のカースガノンが一番強いので、これはわりと玄人向けの順番なのかもしれない。では何故雷を2番目に選んだかというと、炎の神獣がいるゴロンシティに行こうとしたら、周囲の高温により体が燃え始めてみるみるうちに体力が削られていってしまったのだ。だから、ここは後回しなのかなと思い、2番目に近い雷の神獣がいるゲルドの街へと向かった。ただしここもあることをしないと中に入れない。このように、いくつものステップを踏みながら各街でシナリオを進めていくのである。例えば、ゲルドの街では雷の神獣に向かう前にイーガ団のアジトに向かう必要がある。ここでの団員に見つからないようにしながらアジトを進むミッションが、長くてなかなかしんどかった・・・。見つかると襲われて死亡&最初に戻されるし。

 

 いくつかのミッションをこなしてようやく神獣の中に入る。神獣の中に6つほど点在している制御装置を全部見つけて動かさないと、そこのボスであるカースガノンとは戦えないのだが、この神獣の構造がなかなか複雑。神獣全体を動かすような大がかりな仕掛け「神獣操作」を適切に使いながら神獣の隅々まで行くのであるが、これにはかなり空間把握能力が試される。ゲーム中での謎解きが苦手な僕は、制御装置が見えているのにそのままではたどり着けない・・・、どうやったらあそこまでたどり着けるの?→神獣操作をする→う~ん、やっぱり分からん・・・、って状態に陥りがち。あと2個、残り2個の制御装置にどうしてもたどり着けない!ということで攻略サイトを参考にすることもしばしば(自分の過去のツイートを見た感じだと、水、雷の神獣は、己の知力だけで内部攻略をすることができなかったようです・・・)。ここの部分は本当にガッツリ謎解きなので、そういうのが苦手な人はかなりしんどい。言葉だけだと伝えきれないので実際にやってみて欲しい。

 

 神獣の内部を攻略した後、ようやくボス、カースガノンと戦える。先述したとおり、雷のカースガノンが一番強い。次に炎、水の順で、僕が一番最後に回した風のカースガノンが一番弱い(だからコイツと戦ったとき拍子抜けした)。3Dアクションが苦手な僕が、よくまだ能力が不十分な神獣攻略2番目の段階で雷のカースガノンを倒すことが出来たと思う。もちろんかなり苦戦したけどね。倒すのに1時間くらいはかかった記憶が・・・。弓矢を使うの苦手だなあ・・・。

 カースガノンを倒すと、英傑にまつわる能力がもらえ、攻略の幅が広がる。だからある程度能力が揃った状態で雷のカースガノンと戦うのが勧められるのだけど、僕はそれをしなかった。とにかく、雷のカースガノンがラスボスまででは最大の山場かもです。

 

 4体のカースガノンを撃破したら準備は整った。ついにハイラル城で厄災ガノンと対決だ。このハイラル城もかなり広く、謎解き要素はあまりないが、外側からガノンがいる本丸に向けて攻めるとガーディアンたちが容赦なく自分に向けて撃ってくる。だから城の内部から本丸に向かうのが良いだろう。城の内部はかなり複雑な構造だけれど、探索をして良いルートを見つけるのもこのゲームの醍醐味である。本丸に着いたらいよいよガノンとの最終決戦だ。

 

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ハイラル城を望む

 今までこのゲームの大まかな流れについて書いてきた。このゲームはやり込み要素が莫大な量あり、それを極めようとするとプレイ時間が何百時間にもなるが、単にメインストーリーをクリアするだけなら、堅実に進めても50時間ほどで終わるはずだ。ただし、それだけではこのゲームを存分に味わったとは言えない。これ以上書くと長くなるので今回は一旦ここで終わりにして、次回はやり込み要素についていくつか書いていく。お楽しみに。

 

 

 

〈リンク〉

 

任天堂公式サイト

www.nintendo.co.jp

 

・ゲームカタログ@Wiki~名作からクソゲーまで~

w.atwiki.jp

 

 ・Amazon

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ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド - Switch

  • 発売日: 2017/03/03
  • メディア: Video Game
 

 

~後編に続く~